ちょっと温泉にでも行きましょうか、とあれこれ検討しておったのが、
結局、車を使っての湯原温泉まで、ということになりましてございます。
でもって、湯原温泉ということになると、少し迂回して廻り込めば、
日野川上流、日野町根雨へ寄り道することが出来ます。
28日、日野町根雨、「オシドリの住む町」であります。
ボランティアの方が餌付けをしていて、
毎年800羽以上のオシドリがやってくるということで有名です。
観察小屋があります。駐車場に車を停めると、ボランティアの方がいらっしゃいました。
「オシドリ、今はお出かけ中みたいで、さっきはいなかったんですが、・・・」
「最近オオタカが狙っていて、あちこち逃げ散っていたりするんですわ。」
いないとすれば、遠路はるばるが残念なこと。
おそるおそる観察小屋に入って、小さな丸窓から覗いてみると、
ちょうど数十羽の鳥さん達が流れに舞い戻ってきたところでありました!!
ラッキーです。50羽以上のオシドリさんです。
「私の強運のおかげよ。」となべ嫁さん。
朝夕の餌撒きの時は居るとしても、昼の日中は居たり居なかったりのようです。
9月末の台風の豪雨被害で、観察小屋も浸水被害にあったとか。
河原も石がゴロゴロして環境が変わり、渡ってきた鳥さんも戸惑い気味だったのが、
このところようやく落ち着いてきた来たそうです。
いつもはダム湖の遠い向こうだったり、山奥の渓流の数羽だったり、
遠くからやっと写真に収めていたオシドリさんですが、
小屋の中からとはいえ、こんなに間近にしかも50羽以上の群れを
眺めることが出来て、なかなか感動でありましたよ。
でも、お腹がすきましたから、オシドリ資料館の食堂で、
おうどんを頂きました。そのあと、もう一度、と思って、観察小屋へ入りますと、
河原の流れのなかにはもう一羽の鳥さんもおりませんでした。 ↓
(伯備線鉄橋下の日野川です。)
オオタカでも飛んできたのかもしれません。
いずれにしても、日中のお出かけには当たりはずれがあるようで、
この日はとりあえず運が良かったということであります。
まあまあの満足で、このあと蒜山高原を回って
湯原温泉のほうへ向かったのでありました。久々の温泉ゆったりですね。