1日、「つりざんマン」さんことハタさんに出会った植物公園。
カメラを提げたハタさん、まだヒレンジャクに出会っておりません。
周回してくるはずの木のそばでヒレンジャクがやってくるのを
しばし待つことにしました。
ヒヨドリやらメジロやらツグミさんらは柿の木に寄り付いたりするのですが、
肝心のヒレンジャクがなかなかやってきませんので、焦れてしまったハタさん、
「おい、なべさん、ちょっとドライブに行こう!」
と、おっしゃいましたので公園を後にして付いていくことにしました。
生粋の地元人、この周辺のことは熟知しています。
新参者住人のわたくしをどこかへ案内してくれるのだと思いましたよ。
植物公園からあちこち裏道のようなところをすいすいと運転していきます。
さすがにご自分の庭のように走ります。
ところどころ車を停めて、
「この梅の木にはその谷からようけ鳥が飛んでくるんよ。」
とか、
「この梅の木はこのあたりで一番早く咲く梅。今全く咲いとらん。
今年はこの寒波で遅いんじゃろ。満開のときはきれいんじゃが。」
とか、色々解説してくれます。
そして、くねくね走って着いたところが魚切ダムの入り口。
「いつもは色々鳴き声が聞こえるんじゃが、今日はもうひとつじゃね。」
そうしてダム湖のそばの、どうやら行きつけらしい珈琲店へ入ってご休憩でした。
珈琲をいただきながら、雑談の途中で、お店のマスターに
「この辺のどこかの池にオシドリなんか飛んできたりしませんかね。」
と、何気に聞いてみました。すると、
「そこに何ぼでもいるよ。」
と、お答えするのでびっくりしてしまいました。
きっと近辺のどこかの池にオシドリぐらいやってきてるはず、と思っておりましたが、
何とも土地勘のない新参者ですから手をこまねいていたところであります。
お店を出て、ハタさん、ダム湖を周回する狭い道路に車を入れてくれました。
しばらく車を走らせては停めながら遠い湖面を見渡すと、確かにおります!
湖面が遠すぎて水鳥が豆粒のようです。望遠で覗いてみるとたしかにオシドリです。
たくさんいますが、こちらはこんなに遠いのに遠くへ去っていく様子。
オシドリさん、とっても警戒心が強いのです。
逆光ですから、順光の位置まで車を回します。500㍉のレンズだったのが幸運ですが、
500ミリのレンズでもちょっと無理な距離でありましたね。
でもせっかくですから、思いっきりトリミングしてみましたけど。
遊んでいるのか、採食しているのか、時々水しぶきを上げています。
オシドリは漂鳥。北のほうで繁殖し、冬には海外のほうからも渡ってくるようです。
オスは飾り人形のような綺麗な彩りですが、メスはいたって地味な色ですね。
「ここには、さあ、水鳥はいないじゃろ、」と最初は言っていたハタさんですが、
ここまで連れてきてくれたハタさんに大感謝であります。
(良いドライブでありました。ハタさん、またよろしくお願いしますですよ。)