Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

言語的/非言語的コミュニケーション

2008-03-14 23:41:12 | 体育
 コミュニケーションには,言語的コミュニケーションと非言語的コミュニケーションがある。
 
 情報量の70%は非言語的コミュニケーションから得られるといわれている。
 スキンシップをすることで,相手のぬくもりを肌で感じることができる。
 肌と肌とが触れ合うことにより,親近感ができてくる。
 これは非言語的コミュニケーションである。
 非言語コミュニケーションでは,視線,表情,動作,対人距離,身体接触などを通じてコミュニケーションを取っているのである。

 また,スキンシップを通して,自然と会話が生まれる。
 声を交わすことで仲間同士のかかわり合いが生じる。
 こちらは言語的コミュニケーションである。

 体育学習は,この双方のコミュニケーションがうまく連動している。特に準備運動の段階で,このようなコミュニケーションをとっていくことで,心が解放され,仲間づくりにつながっていく。

準備運動で仲間づくり

2008-03-13 23:39:26 | 体育
 準備運動の役割には,次の4つがあると根本正雄氏はいう。

 1.ウォーミングアップ
 2.基礎感覚・基礎技能づくり
 3.仲間づくり
 4.体ほぐし

 仲間づくりをしていくには,スキンシップが有効であるとよく言われる。しかし,どうしてスキンシップが有効なのであろうか。
 準備運動でよく行うのは,ペアでの動きである。2人組でのジャンケン手押し車,ジャンケンおんぶ,馬跳びなどを行うことが多い。

 このようなペアでの運動は,肌と肌が触れ合う。しかし,肌と肌が触れ合えば,仲間づくりができるかというと,そうではない。それだけで心が解放され,仲間づくりができるわけではない。

 ペアでの運動では,自然と会話が生まれる。
 ペアになって黙々と運動しているのは,不気味である。

 準備運動では,いつも同じ相手とばかりでなく,ペアは入れ替えて行っていくので,たくさんの人と声を交わし,スキンシップを行うということになる。

 大切なのは,声である。
 声を交わしながらスキンシップをしていくことが効果的なのである。