goo blog サービス終了のお知らせ 

Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

文の組み立てに気をつけよう 1

2011-04-23 20:11:48 | 国語
 授業参観で,国語「文の組み立てに気をつけよう」(東京書籍5年)の授業を行った。
 「姉は嬉しそうに走る弟を眺めている」というような,どこで区切るかによって意味が違ってくる文を検討していく。

 まずは教科書を使わずにウォーミングアップである。
 
 日記や作文を書くとき,なるべくなら漢字を使いたくないという人?
 いや,積極的に漢字を使うようにしている人?


 黒板に文を書きます。写しなさい。

 「一・ほしいくつある?」と板書した。

 小声で口々に読み出す子どもたち。
 ユーモアたっぷりに「シーッ」と言って,制した。

 この文は2通りの読み方,意味が考えられます。
 ノートにA,Bと書いて,2通りの文を書きなさい。


 机間巡視し,子どもたちの理解度を確認した。
 「くつ」という漢字が分からないというので,板書して教えた。
 
 2名に発表させた。
「A:星いくつある?」
「B:欲しい靴ある?」
 
 2問目です。写しなさい。

 「二.あにがくるまでまっている」と板書した。

 「あー」と頷いたり,「わかった」などと言ったりする子どもたち。

 この文も2通りの読み方,意味がありますね。
 先程と同じようにノートに書きなさい。


 机間巡視した。
 1人1人のノートを確認し,褒めながら巡視していった。
 
 2名に発表させた。
「A:兄が来るまで待っている」
「B:兄が車で待っている」
 
 先程聞いたとき,漢字を使いたくないという人がいましたが,漢字を使わないとどちらの意味なのか分からなくなってしまう場合があるのです。平仮名だけの文では意味が伝わらないのです。

 ここまでがウォーミングアップ。本題はここからである。

最新の画像もっと見る