「工場では130~150人働いていると聞いてきた。それなのに,4つしかないのでは足りないのではないか」
「みんなでかわりばんこに使うから,4つでもいいんだ」
「工場の中で働いていた人は,僕が見たときは12人しかいなかった。だから4つでいいんだ」
「12人なんておかしい。奥の方で見えないところにもっといたはずだ」
「笹かま館全体で150人ぐらい働いているけれど,工場内で働いている人は少ないから4つで足りているんじゃないか」
「工場の仕事は機械で自動化されているから,少ない人数で済むのではないか」
「笹かま館全体では400人働いていると僕は聞いた。そのうち工場で働いている人が150人。4つでは絶対に足りない。ほかの人は販売の仕事などをしている」
大激論は授業終了後も続いた。
涙を浮かべながら訴える子がいたのには驚いた。
コロコロクリーナーの写真ひとつで,子どもたちは困惑の状態に陥っている。
なんとかその困惑の状態から抜け出そうとして,知らず知らずのうちに知的欲求を高めているのである。
コロコロクリーナーの数などというのは,単元の端っこの小さな問題である。
単元のねらいとは一見関係ないように思える。
しかし,そこから衛生管理の工夫,働く人の服装,工場で働く人の数,製品の販売,生産の工程など,単元の本質的ねらいに話が及んでいる。
今回の授業で子どもたちの内発的動機付けはできた。
この好奇心を次に生かし,追究の鬼に育てていきたい。
「みんなでかわりばんこに使うから,4つでもいいんだ」
「工場の中で働いていた人は,僕が見たときは12人しかいなかった。だから4つでいいんだ」
「12人なんておかしい。奥の方で見えないところにもっといたはずだ」
「笹かま館全体で150人ぐらい働いているけれど,工場内で働いている人は少ないから4つで足りているんじゃないか」
「工場の仕事は機械で自動化されているから,少ない人数で済むのではないか」
「笹かま館全体では400人働いていると僕は聞いた。そのうち工場で働いている人が150人。4つでは絶対に足りない。ほかの人は販売の仕事などをしている」
大激論は授業終了後も続いた。
涙を浮かべながら訴える子がいたのには驚いた。
コロコロクリーナーの写真ひとつで,子どもたちは困惑の状態に陥っている。
なんとかその困惑の状態から抜け出そうとして,知らず知らずのうちに知的欲求を高めているのである。
コロコロクリーナーの数などというのは,単元の端っこの小さな問題である。
単元のねらいとは一見関係ないように思える。
しかし,そこから衛生管理の工夫,働く人の服装,工場で働く人の数,製品の販売,生産の工程など,単元の本質的ねらいに話が及んでいる。
今回の授業で子どもたちの内発的動機付けはできた。
この好奇心を次に生かし,追究の鬼に育てていきたい。