Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

パイナップルの授業 6

2009-02-09 23:21:24 | 社会
有田和正氏の原実践を分析してみる。
有田氏の授業は,少なくとも3回は行われている。

沖縄の授業をするのに,有田氏は「さとうきび」の教材開発を行った。しかし,費用がかかりすぎ,入手が難しいことから新たに開発に取り組んだネタが「パイナップル」であった。
 
「パイナップルの実は,どんな格好でついていますか。絵を描きなさい。」
という発問・指示は,徳山市の藤本浩行氏の作ったものである。
有田氏は,藤本氏の発問をヒントにして授業づくりをしていったようである。

 有田氏の授業の流れは次のようになっている。
 最初に葉のついたパイナップルを提示する。授業のつかみである。

「これは日本のどこ(何県)でとれたものでしょう。」

 沖縄県だということがすぐに分かる。

「どうして沖縄県しかできないのですか。」

 年平均気温22.4℃,年間降水量2128mm,20℃以上の月が8ヶ月,台風がよく来るので台風に強い作物であるということを押さえている。

「パイナップルの実は,どんな格好でついていますか。絵を描きなさい。」
 
 子どもたちの描いた絵は,8種類である。
 おそらく多様な意見が出たものを,8種類に集約したのであろう。

 『4年生に育てたい学習技能』にイラストが紹介されている。特に⑧が8名であったという。
 ネーミングをどのようにしたらよいだろうか。①は大根型。②③はキャベツ型だろうか。④はスイカ型。⑤⑥⑦は木になっている。⑤は柿の実型だろうか。⑥はぶどう型。⑦は椰子の実型。⑧は何であろうか。