Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

側方倒立回転 5

2007-12-16 00:05:34 | 体育
 マットを並べて川跳びコーナーを作った。
 
 「ここは川です。この川を手で渡ります。いったいどうしたらよいでしょうか」

 このように子どもに投げ掛けた。すると,「分かった」という子が5人ほど挙手した。さっそく1人にやってもらうと,側方倒立回転で渡る動きを見せた。ほか2名にやらせてみたが,やはり側方倒立回転であった。

 「これから側転の練習をします。練習には,この魔法のひもを使います」

と言って,ゴムひもを提示した。
 見せられただけでは使い方が分からないので,子どもの示範を入れながら説明した。

 ゴムの高さは4段階で,へその高さ,胸の高さ,肩の高さ,頭の高さとした。
 その高さにゴムを張り,側方倒立回転で渡ったときにゴムに触れれば合格とする。

 本当はゴムに鈴をつけたかったが,準備不足でできなかった。
 ゴムに触れたという触覚だけでなく,音が鳴ることにより聴覚からも自己評価ができる。次回,取り入れたい。

 授業の組み立てとしては,このあとがいけなかった。
 「自分のめあてに合うところで練習してみましょう」と安易な投げ掛けをしてしまったのである。子どもは自分のめあてがよく分かっていない。そのため,仲のよい友達と同じコーナーにとりあえず行ってみるということになってしまった。

 これでは駄目である。へそコーナーで合格したら胸コーナーというように,システム化しなければならなかった。
 次回からシステム化していかなくてはならない。

側方倒立回転 4

2007-12-16 00:01:17 | 体育
 12月14日,側方倒立回転の2回目の授業を行った。指導時間は25分である。
 
 まず,前回と同じく跳び箱1段を設置し,「トン・トン」から行った。

 前回は跳び箱の手前のほうに着手し,跳び箱の外側を跳ぶような感じであった。そのため体が流れてしまう子がいたのではないかと考えた。
 そこで今回は,跳び箱の奥のほうに着手し,跳び箱の中央を跳ぶように示範した。その結果,全員が「トン・トン」を上手に行うことができた。

 次に行ったのは,「ト・トーン・トン」と「ト・トーン・トン・トン」である。これも跳び箱の中央を跳ぶようにした。

 テスト用跳び箱を用意し,「自信がある子から先生のところにきて,テストを受けます」と指示した。個別評定である。

 跳び箱を1箇所しか設置しなかったため,行列ができてしまった。跳び箱を2箇所設置し,交互に見れば,行列も防げた。

 合格の子は帽子の色を変えさせ,さらに練習を続けさせた。不合格の子はまた練習し,再テストである。

 側方倒立回転では,どちら向きでできることが望ましいのだが,得意な向きと不得意な向きはある。
 テストでは,左手-右手-右足-左足で行う子が多かった。そのため,どうやら無理して左手から行っているような子が見受けられた。動きがぎこちなくなり,不合格になっていた。
 「逆向きでやってごらん」と指示すると,簡単にできた子が多かった。自分の得意な向きがどらなのかが分かっていないのである。

 どうしてもできない子が2名いたが,手を取り,足を取り何とか合格とした。

 次に跳び箱を片付け,マットを用意した。