Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

おたよりノート 2

2007-12-30 00:01:51 | 特別活動
 おたよりノートは,昨年度,1年生が入学して2日目から始めました。
 入学したばかりで文字を書けるのかという不安は当初ありましたが,意外と書けることが分かりました。
 1年生は文字を読めない・書けないという前提で指導していかなければならないとよく言われます。
 しかし,実際はそんなことはありません。
 1年生を赤ちゃん扱いしてはいけないと思います。
 ほとんどの子はひらがなを覚えて入学してきます。

 次のようなステップで書かせました。
(1) 私が黒板に書いたのを写すだけ。(夏休み前)
(2) 前半は視写,後半は自由記述。(夏休み後)
(3) 前半は聴写,後半は自由記述。(冬休み後)

 結果的に,書くことを全く苦にしない子供たちが育ちました。
 自由記述の部分で,自分の思いを教師に伝えられるということで,喜んで書いている子が大半だったように感じました。

 子どもがどんなことを考えているのか,子ども理解にも役立ちます。
 普段あまり発言しない子も,ノートにはしっかりと書いてきます。これも子どもの発言のひとつです。

 子どもといっしょに遊んだり,給食を食べたり,話をしたりと,さまざまな機会を通して子どもを捉えようと努力しています。
 しかし,一人残らず全員と一緒に遊んだり,給食を食べたりできるわけではありません。
 おたよりノートは全員が書きます。休み時間に何をしていたか,今日一番楽しかったことは何か,今日の勉強がよく分かったかなど,子どもウォッチングに大変役立っています。

 私はおたよりノートを子ども理解の核のひとつとしています。この実践を今後も続けていきたいです。