一身二生 「65年の人生と、これからの20年の人生をべつの形で生きてみたい。」

「一身にして二生を経るが如く、一人にして両身あるが如し」

世界人権宣言

2014年09月14日 | できごと

 世界人権宣言
 私たちは20世紀、2度にわたる世界大戦の中で、「平和のないところに人権はない。」「人権のないところに平和はない。」ということを学びました。国連は1948年(昭和23年)の第3回総会で「世界人権宣言」を採択し、人権及び基本的自由の普遍的な尊重及び遵守の促進を誓約しました。第一条では「すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利について平等である。」と規定し、この宣言は「人権の世界的基準」とされています。

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 国際人権規約
 さらに、1966年(昭和41年)、国連は「国際人権規約」を採択しました。これは、世界人権宣言を具体的に条約化したものです。労働の権利、社会保障を受ける権利、教育を受ける権利といった「経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約(社会権規約)」と思想、言論の自由、身体の安全、差別の禁止といった「市民的及び政治的権利に関する国際規約(自由権規約)」の二つの規約が「国際人権規約」であり、わが国は1979年にこれを批准しています。

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1947年(昭和22年)に施行された日本国憲法では、「国民主権」「恒久平和」「基本的人権の尊重」を基本理念としています。そして、「自由権」「生存権」「社会権」「法の下の平等」が国民の基本的人権であると定めています。この憲法では、すべての人々の基本的人権を「侵すことのできない永久の権利」として保障しています。しかし、現実には、この基本的人権は、しばしば踏みにじられているのです。

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