一身二生 「65年の人生と、これからの20年の人生をべつの形で生きてみたい。」

「一身にして二生を経るが如く、一人にして両身あるが如し」

水俣病患者2万7000人に一時金

2013年05月16日 | 原子力

水俣病患者2万7000人に一時金

Minamata Minamata_2

<script type="text/javascript"></script><script src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js" type="text/javascript"></script>

 水俣病の原因企業チッソが3月までに、水俣病特別措置法に基づく救済策の申請者2万7770人にそれぞれ一時金210万円を支給していたことが15日、同社が発表した2013年3月期連結決算などから分かった。

 チッソが補償義務を負う熊本、鹿児島両県では、10年5月の受け付け開始から12年7月末の締め切りまでに、計4万6248人の一時金申請があった。このうち6割が同社が排出した水銀による被害を認められ、救済策の対象とされたことになる。

 国や両県は現在も救済策を適用する人の判定作業を進めており、秋以降と見込まれる全員の確定を待って対象者数を公表するとしている。

 チッソによると、一時金の支給額は10年度314億5100万円、11年度136億8900万円、12年度131億7700万円の計583億1700万円。決算では各年度の支給額を特別損失として計上している。

 救済策には一時金支給のほか、医療費が無料になる被害者手帳の支給や、過去に受け取った保健手帳の被害者手帳への切り替えなどの内容があり、一時金支給以外の補償を求めている人もいる。新潟水俣病の被害は、原因企業の昭和電工が補償する。