一身二生 「65年の人生と、これからの20年の人生をべつの形で生きてみたい。」

「一身にして二生を経るが如く、一人にして両身あるが如し」

ソクラテスに関する四福音書

2014年02月19日 | 哲学

ソクラテスの精神に触れる手掛かりは、プラトンの残した著作品以外にありません。
しかし、彼の作品は質・量ともに群を抜いています。そのすべてに目を通すなんて、想像するだけで目眩がします。でも、その必要はありません。芸術的天才プラトンの執筆動機が、ソクラテスその人にあったのです。一篇は全編に通じます。少なくとも、ソクラテスに関する四福音書と言われている対話編、

「ソクラテスの弁明」 : 法廷におけるソクラテスの弁論、無知の知、魂の世話
「クリトン」 : 獄舎におけるソクラテス、遵法の正義
「パイドン」 : ソクラテスの死、イデア論 、霊魂不滅論
「シュンポジュウム(饗宴)」 : エロスについて


田中美知太郎著『ソクラテス』(岩波新書)
中野幸次著『ソクラテス』(清水書院)
ジャン・ブラン著『ソクラテス』(文庫クセジュ)
テイラー著『ソクラテス』(桜井書店)

Plato17