稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

審査で役立つ面打ち稽古(木曜会、4月12日)

2018年04月13日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)
今年14回目の木曜会稽古。
四條畷の市民活動センター。
体育館の全部が使えて嬉しい。30名ぐらい。

3人で組になる。
大きなリズムの良い切り返し。呼吸法の切り返し。
一息での連続限界までの切り返し。
最初のヤァ~で息を全部吐き出すとのこと。
元立ちが主導権を取って掛かり手を引き出すこと。

最初に大きな声を出し、気剣体一致で、
声を出した切り返しをする事によって、
技のスピード、切れ、冴え、打突の強度が非常に良くなる。

①二足一刀の大きな面打ち。②遠間触刃からの面打ち。
遠間で構え、触刃の間、一足一刀から右足出して打つ。
遠間でしっかり声を出すこと。打ったあとはしっかり形を作ること。

③実戦的な出頭面。
遠間触刃と入って、少し入って準備、元立ちが出ようとした瞬間を打つ稽古。
出たあとでは遅い。出ようとした瞬間を見極めること。
遠間、触刃、そこから少し入って準備、相手が動こうとした瞬間に技を出す。
これが出来ると八段に受かる。

④誘いを入れた面打ち。
準備が出来てもなかなか相手が出てくれない。
中心を外す、少し手元を上げる、右拳を攻めるなど、誘いを入れた面打ち。
誘い技は打つか打たれるかというギリギリの間で使うこと。
遠いと誘いは効かない。

出小手、相小手面、小手返し面、返し胴の稽古。
自分から一歩入ること。待っていては駄目。

間合いに気をつけると剣道が変わる。
掛かる稽古ではなく相手を扱う剣道を目指さなければならない。
しっかり構えて声を出し、先の気位で、遠間、触刃、交刃と入る。
そこからの技の出し方を丁寧にすることにより爽やかな剣道になる。

六段審査、七段審査組と、六段七段元立ちの指導稽古組に別れて時間まで稽古。


(3人組になっての基本稽古、ここでの基本稽古は実戦的ですばらしい)


(六段七段元立ちの指導稽古、習った基本を実戦で使ってみる)


(審査稽古組、これは七段審査組)


(六段審査組、残念ながら撞木足になっている)


(右手主導で振りかぶるクセがあると、このように出小手の餌食になり易い)

最後の礼にて。

打ちたい打ちたいという気持ちが剣道を醜くする。
しっかりと間合いを取って相手と対峙することが大事。
しっかり構えていたら打つべきところは相手が教えてくれる。
しっかり構えていたら、自分の左足が打つべきところを教えてくれる。
自分から(自分勝手に)打とう打とうとしたら形が崩れてしまう。
遠間、触刃、交刃という間合いを大事に稽古すること。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする