稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

剣道具の着けかた、その他の作法

2017年12月20日 | 剣道・剣術
曲がりなりにも指導者という立場なので、
いままで何気なくやっていたことでも正しくやろうと思いつつある。
おさらいのため、普段の稽古で目にする、特に間違いやすいことをここに記しておく。
(ただし道場個々の歴史的かつ固有の作法があることは否定はしない)

1)手拭い
手拭いの表が手前になるようにつける。
(文字が書いてある場合は着ける前に目の前で読めるような向きである)
(着けた時に面の後ろから文字や柄が裏返って見えているのが正しい)
手拭いが面からはみ出さないように、頭頂部の端は折りたたんで内側に折り曲げる。

2)小手
左小手、右小手の順番につける。
外すときは右小手、左小手の順番にはずす。
小手を置く場合は、小手の頭を右外側に向けて左右揃えて置く。
(上座に小手の頭を向けるという作法もあるが一般的には右外側である)

3)座礼
両手は同時に床につけ、同時に床から離すようにする。

4)座りかた、立ちかた
座る時は左足から座り、立つ時は右足から先に立つ。
正座になる時は、つま先を立てた、その両踵の上に、いったん臀部(お尻)を乗せ、
そのあと臀部を浮かせ、静かに足の甲を床につける。
立つ時は、臀部を浮かせてつま先を立て、いったん踵の上に臀部を乗せ、
それから腰を上げ、右足を半歩踏み出し、続いて左足を半歩踏み出して立ち上がる。

5)切り返しの受け方
歩み足で受ける。
左面を受ける時は左足を引きやや右半身、右面を受ける時は右足を引きやや左半身。
竹刀は垂直にして左拳はほぼ腰の高さ、右拳は胸の高さで受ける。
上達者には手の内を効かせて打ち落とすようにして受ける。



(写真は記事には関係ありません、昨日12月19日、奈良は生駒の宝剣会の忘年会にて)

【写真補足】
生駒市武道館で稽古する宝剣会(ほうけんかい)は特に公募はしていませんが、
八段1名、七段3名、五段2名、六段1名(休会中)の少人数ながら高段者の稽古会です。
興味のある方は稽古にお誘いしますので下記までご連絡ください。

m.kasui@nifty.com (粕井誠)

名称:宝剣会(ほうけんかい)
指導者:石丸 勲 (いしまるいさお) TEL:0743-74-3839
稽古場所:生駒市武道館 (奈良県生駒市門前町9-20)駐車場有
稽古時間:毎週土曜日19時~20時
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