Luthier日記

弦楽器製作の様子と日々の出来事。

ブレイシング鉋がけ!

2010-10-14 23:03:52 | 日記
今日は曇り予想でしたが、晴れ間もあり、まずまずの天気。

作業はブレイシングの鉋がけから始めました。
ブレイシング材は切り出した状態だったので、使う場所に合わせて厚さを調整します。
今回のギターは平行なブレイシングパターンですが、厚さは使う所により違います。
ノギスで測りながら、均一な厚さになるようにしながら、厚さを調整しました。
表板用と裏板用で7本。
調整終了した所で、長さを合わせてカットします。
裏板用のは接着面にアールを着けますが、それは後回しにして裏板のはぎ合わせた所に補強材を貼りました。
普通は、スプルース材などを横目にとって貼って行きますが、今回は裏板と同じ楓材を立てに木目を取ります。
後で、ブレイシングを貼る時はブレイシングの方を削って、補強材がまっすぐ通るようにします。
横目に取ると補強の意味が強くなりますが、立て目に取ってブレイシングの意味も持つようにしました。
切り出した楓材を鉋がけして厚さや幅を調整し、補強材を裏板に接着して行きます。
ウクレレと平行作業なので、ウクレレ用のブレイシングも一緒に調整。
補強材もギターと同じように、ウクレレの裏板に接着して行きました。
補強材を貼る前に、ギターもウクレレも、裏板の厚さを再度、微調整したので、今日はブレイシングを貼る手前までで作業終了でした。
明日は、通院で外出なので、裏板か表板のブレイシングをどちらか接着出来ればと思ってます。

今日は昨日行けなかった郵便局に行ったり、銀行に行ったりで、結構用事がありました。
なかなかじっくり作業出来ません。
来月の中頃までは、落ち着かない日々になりそうです。

今日の写真は裏板に補強材を接着、クランプ中のものです。
一緒に、厚さを調整したブレイシングも写ってます。