Luthier日記

弦楽器製作の様子と日々の出来事。

裏板ブレイシング接着!

2010-10-15 23:45:02 | 日記
今日は曇りで雨が降ったりやんだり。
時折、強く降っていました。

今日は通院の日だったので作業はもどってからのスタートです。
19世紀ギターの裏板にブレイシングを接着して行きました。
まずは、センターの補強材を整形して、かまぼこ型の断面にして行きます。
接着時は板状だった物を、鉋をかけて山型にして、最後はサンディングで整えました。
準備ができたら、ブレイシングにアーチを着けます。
このアーチ加工は裏板を接着した時のアーチに影響を与えるので、慎重に加工しました。
どれくらいのアーチにするかはいつも悩みますが、だいたい思った通りにアーチが着きました。
アーチ加工の次は、センターの補強材が重なる部分を切り欠きます。
普通の、補強材の方をカットするタイプの方がずっと楽です。
隙間が出来ないように、少し削っては合わせを繰り返しました。
ブレイシングの加工が終わって、やっと接着に入ります。
普段は1本づつ接着しますが、今日は時間がなかったので完全に乾燥する前に次のブレイシングも接着して行きました。
裏板のアーチが崩れないよう、クランプの下には場所によって、板材を噛ませて乾燥させます。
今日で裏板のブレイシング接着が終了しました。

ウクレレの方も接着しようと思ってましたが、時間切れでした。

昨日の夜にNHKで放送していた洋楽クラブはヘビーメタル特集でした。
ほぼ三十年近く前の映像ですが、当時が思い出されました。
ちなみに、放送した曲はレコードとCD,それぞれ持っています。
ただ、ヘビーメタル関係の脳はしばらく使っていなかったので、当時は覚えていたメンバーの名前が出てきません。
脳も使っていない部分の神経は衰えるもんだと実感しました。

今日は作業終了が遅かったので、ブログ更新がぎりぎりです。
間に合わないかも、、、、。

今日の写真は裏板ブレイシング接着中のものです。