8×10撮影紀行

8×10の機材を主として、日本各地を
撮影したときの記録を主として記述。

中国地方-3-

2010年11月17日 20時21分37秒 | 日記
11月10日。
この日の広島の天気予報は「曇りのち晴れ」だが、どんよりしていて
時々雨が落ちている。戸河内は広島とはいえ、山沿いなので島根の天気に近いのだろうか。
撮影途中で雨になると困るので、今日も止めようかと悩んだあげく、とりあえず三段滝へ
行くことにした。
三段滝へは道の駅から10km弱で三段峡入り口に行くことができるが、
ここから三段滝を目指すと往復5時間コースを堪能することになる。
機材を抱えてそんなに歩く気はないので、車でさらに国道191号を北上すると
深入山の近くから南下して、三段滝へ行く道がある。ここにある駐車場(500円)
に車を止めると三段滝まで1800mで行くことができる。
ここから滝まで歩いて片道30分。少し急な坂はあるが道は整備されていて、
道しるべも100m置きにあるので迷うことは無い。
三段滝は以外と大きく、滝全体で準標準、紅葉している背景まで入れようとすると
広角(35mmカメラで24~28mm)が適していると思う。

道中ときどき雨が降ったが、道は木立の中を歩くので意外と濡れずにすんだ。
時期的には紅葉見頃だったと思う。

撮影後、8×10の装備を置いて、一眼レフだけ持って二段滝へいく。
駐車場から20分ほどでここへ行く道中にも写真に適した紅葉ポイントがある。
二段滝は船でしか行けない。ここの船は二段滝の見えるポイントまでロープが
張ってあり、船頭さんがロープを伝いながら船を動かす。運航料は400円。
舟は2艘あり、1艘が2段滝に行っているときに客が来て、残った1艘が2段滝へ行くときは
ロープを揺すって2段滝側にいる舟に知らせる。すると滝側の舟が戻ってきて入れ替わる。
良くできたシステムだ。
ちなみに二段滝は崩れて今は1段の滝になっている。
戻るときに雨が強くなってきた。

三段峡以外でも国道191号沿いは紅葉がきれいである。
しかし、電線があったり、視界が開けていなかったりで、車で走って見る分には
きれいだが、改めて写真を撮ろうと構図を考えるとなかなか難しい。
そうこうしているうちに天気が急速に回復してきた。もう少し三段峡にいるべきだった
かもしれない。三段峡は時間があればゆっくり回りたい景勝地である。

錦帯橋に向かう。国道186号を使って3時間弱。
ここでは駐車料は不要。
時間があったので岩国城へ行ってみる。錦帯橋通行料、ロープウェイ、入城料金合計
1100円だが、観光案内所で930円で購入できる。

夕方17時20分頃から錦帯橋はライトアップされる。
撮影しようとしたとき三脚が動いたためセッティングをやり直しているうちに、
夕景が夜景になってしまった。
錦帯橋の後ろに岩国城が浮かび上がった写真を撮りに行ったのだが、
岩国城がライトアップされない。
しょうがないのでカメラを片づけたら18時20分ころからライトアップされたので
改めてカメラをセッティング。
錦帯橋のライトアップは対岸からも照明光が出るため、直接光を浴びないように撮影ポジションを
決める必要がある。

撮影後、カメラの後ろの照明光によって、カメラと自分の影が錦帯橋の下に伸びていることに気づく。
残フィルムの都合もあったので、これ以上撮影はしなかったが、自分の影が映らないように、
カメラの位置(自分も)を低くセッティングしなければいけないようである。

明日の撮影は鳥取の浦富海岸の千貫松島なので、鳥取の道の駅「神話の里白うさき」を目指す。
距離は錦帯橋から300km以上あるため高速を使って移動する。深夜料金で3000円。
この道の駅は24時間利用できる情報ルームがあるので、夜間本などを読むこともできるし、
車の中が寒ければここでしのぐこともできるので便利。ただし、前が海水浴場らしいので
夏場は混雑、渋滞する。
(つづく)

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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2010-11-18 17:58:41
三段峡は 結構広いということが分かりました。自分が行く時は、十分日程をとろうと思います。次は 千貫松島ということですが、「せんがん」と読むようで、いわれを知らなければ、読めなさそうです。
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Unknown (K)
2010-11-18 19:44:15
コメントありがとうございます。
道の駅から10kmくらいのところにある三段峡の入り口は宿や店などもあるようで結構本格的でした。
浦富海岸、千貫松島は以前鳥取砂丘の砂丘センターに飾ってあった写真を見るまで、存在すら知りませんでした。
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