8×10撮影紀行

8×10の機材を主として、日本各地を
撮影したときの記録を主として記述。

東北にて-1-

2010年10月23日 21時37分25秒 | 日記
「げいびけい」、「げんびけい」
読みが似ている。
漢字で書くと「猊鼻渓」「厳美渓」いずれも岩手県の景勝地。
どちらが撮影に適しているか分からないが、車内泊できる
道の駅のある厳美渓へ行く事にした。

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一年前より8×10(「エイトバイテン」と読む)の
カメラを使用した撮影を本格的に開始した。
8×10とはフィルムサイズを表していて、
8インチ×10インチ(約200mm×250mm)のフィルムを使用する。
そのため機材は大きく、重く、撮影準備に時間がかかるため、
撮影にはいろいろな制限を受けることになる。
当面の目標として各都道府県で1枚以上撮影することにした。

岩手県は以前浄土ヶ浜を撮影したが、作品として今ひとつだったので
改めて撮影地を探し、猊鼻渓、厳美渓を候補地にした。
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10月18日に出発。
25:30時頃道の駅「厳美渓」に到着し、宿泊。

10月19日 08:00厳美渓へ。道の駅からは500mくらいで行ける。
駐車場はどこもだいたい300円。買い物、食事をすると無料になるところもある。
厳美渓は大体東西に河が流れていて東側から見ることになるので、午前中だと順光で撮影できる。
川沿いにロープが張り巡らされ、立ち入り禁止の看板が多数掛けられているので、
これらが入らないように撮影しようとすると撮影ポイントは限られる。


撮影後、猊鼻渓へ。
猊鼻渓は厳美渓から東に20kmほどのところにある。
猊鼻渓は舟に乗って見るところらしく、三脚を使用する私の方法では撮影できそうにない。
でも、せっかく来て駐車料金500円払ったのだから(少し手前なら無料で停めることができる様子)、
舟下りしてみようかと思ったが、待ち時間が1時間あり、舟下りの時間も90分かかるので断念。
次の撮影地鳥海山へ向かう。
途中栗駒山の近くを通る。ここも紅葉の撮影ポイントで、紅葉が始まっていたが、駐車場が満車だったので、
断念して通過。
天気はこのころから徐々に良くなってきて15時頃鳥海山ブルーラインの登山口に着いた頃には綺麗に見えていた。
当初予定していた撮影地とは異なったが、まあまあの風景だったので良しとする。


その後、この日の宿泊予定地道の駅「裏磐梯」へ。
途中、鳴子峡、蔵王、山寺などやはり紅葉の景勝地の近くを通るので時間があって天気が良ければ寄りたかったところ。

21:30頃道の駅「裏磐梯」にて車内泊。
月が徐々に雲に隠されていく。
(つづく)