戦後ラジオ放送はテープレコーダーの出現で
ラジオ番組が飛躍的に発展します
街の人々の意見を録音して「街頭録音」とか
公開録音番組が制作されました
… … …
音声信号を磁気録音する方法がテープレコーダーですから
同じ電気信号の映像信号も何らかの方法で録画できるのでは
と期待していました
アメリカから映像を録画できるアンペックスVTRが
輸入されました。音声信号を録音するのに録音ヘッドを
テープが通ると音声の強弱高低に比例して磁気録音されます
映像の録画の場合は映像信号が音声信号に比べてはるかに
高いので録画ヘッドは高速回転しながら録画する方法が
とられました
芸術祭参加ドラマ「釜ヶ崎」がアンペックスVTRが
使われましたが、
ラジオ東京テレビの芸術祭参加ドラマ「私は貝になりたい」も
VTR部分と生ドラマを組み合わせて制作されました
ドラマ「私は貝になりたい」は
演出・岡本愛彦(よしひこ)で主演はフランキー堺でした
フランキー堺は、冗談音楽のシティ・スリッカーズで
ドラムを演奏していたミュージシャンです
そのフランキー堺が主演というので意外なキャスティングでした
フランキー堺は演劇が好きらしく、このドラマでは
大熱演で感激したドラマでした