家庭で見られる動画は白黒テレビで
天然色のカラー動画は映画館でと
動画の棲み分けが図られたのでしょうが
どうも、映画館の集客が悪いようでした
いままで撮影所の企画・制作した
映画の赤字はありませんでした
それでも、製作部が赤字といった
映画は、皮算用に対して赤字だと
云っていたようでした
しかし、映画はテレビに押されて
斜陽化が始まりました
私には唯一元気な映画は、
無国籍アクション映画と言われた
石原裕次郎などの日活映画が
若い観客を引きつけていたように
感じていました
当時、テレビ受像機は14インチで
小さな画面でした
それに対して映画館のスクリーンが
いままでに比べて横に二倍広い
アメリカ・20世紀FOXから
シネマスコープが登場しました
第一回作品は宗教劇でタイトルは
「聖衣(せいい)」です
アメリカでは企画に行き詰まったら
宗教劇と云われていたそうです
日本でも、企画に行き詰まると
「忠臣蔵」というのに似ています