初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

カラーフィルムと我々の眼

2016年03月03日 21時53分45秒 | Weblog


いままで白黒映画だけだったスタジオで

カラー撮影が始まって新しく,色温度の問題が

浮上してきました



カラー撮影に使われる照明器具の電球は

3200°Kに作られていますが

スタジオ撮影の本番前に一応、色温度計で

チェックが入りました



撮影チーフがスペクトラカラーメーターで

照明器具の電球を1台、1台、計測していって

「OKです…」の声を聞いて

監督の「本番、用意スタート…」で

演技が始まります



照明器具の電球の微妙な色温度の違いが

カラーフィルムの仕上がりに微妙に影響するのです

それに反して、我々の眼にも色温度の違いが

投影されるはずです、頭脳が自動的に色温度を

調整しているのでしょう



我々の眼は昼間の太陽の下でも,

電灯の下でも,白い紙は白く見えます

見事な色温度調節です

繁華街の夕方の赤い夕陽、ネオンの輝き、

自動車のヘッドライトなどの

カクテル光線の下では

我々の眼は色温度調節が忙しく大変なのでしょう

… … …

その忙しさが逆に,詩情豊かに感じられるのかも

しれません



我々の眼はこの自動色温度調節の他に

自動焦点、自動露光と素晴らしい上に

立体的な3Dのステレオ視覚です

… … …

カラーフィルム(カメラ)から我々の眼を見ると

いかに我々の眼は素晴らしいか

再認識できます…