テレビ受像機の普及率は1965年(昭和40年)に
90%を超えて「一家に一台」の時代になります
茶の間の主役だったラジオは,
テレビに譲ることになります
NHKの「国民生活時間調査」によると
成人男子のラジオ平均聴取は
1960年(昭和35年)で1時間30分が
1965年(昭和40年)では27分に激減。
一方、テレビは1960年で53分が
1965年では2時間47分まで伸びています
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ラジオの聴取者(リスナー)がラジオを離れてテレビの
視聴者に移っていくと、ラジオ番組のスポンサーも
離れていきます。ラジオの時事解説、ドキュメンタリー番組
主婦層に人気のあった帯ドラマも次々に消滅していきました
テレビの誕生で、まず映画の観客が激減して
世界的に斜陽化しましたが
映画に次いでラジオも影響を受けました
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乗用車にラジオが搭載されるようになりました
家庭でラジオからテレビに移っていったので
ラジオはカーラジオに活路を見いだしました