
マンションの外壁を、掃除して塗り替えるために
、
マンションを大きなシートで包んでいました.
以前,写真雑誌の口絵で島全体をシートで覆って、
ヘリコプターから撮影した作品を見たことがあります.
島を包装する意味が出ていましたが忘れました…
このマンションを見て,思いだしました.

地下鉄のプラットホームにカメラマンが入った
大きな箱を置いて、スリを撮ろうと
したのです。
ホームを歩く乗客には誰一人怪しまれなく,
取材できるのは不思議なことでした。
… … …
この特別番組が終了して、何ヶ月もたって
特集番組の苦労話が放映されてから
ホームの箱のことを知りました。
… … …
辺鄙なところに不可解な大きな箱が置かれると,
それだけが目立って怪しまれます。
にぎやかな繁華街では多少不自然なことがあっても
人の注意を引かないのかもしれません.
… … …
人になつかない、野鳥を撮るのを目的にしているカメラマンは,
野鳥の生息する近くに,テントを建て,
何日もカメラマンが野鳥を待ち構えて苦心する
という記事を読んだことがあります。
警戒心の強い野鳥ですから,テントの出入りや
待機する時間、我慢強さの限界で大変でしょう.
偽装して,取材するのは、ある意味でスリルがあって…
といえば怒られそうですが…

同じ偽装ですが,映画のような、実話があります.
以下,インターネットの記事を引用します…
1973年(昭和48年)2月25日(37年前)夜、大阪・梅田の
「××銀行北支店」の夜間金庫に売上金を預けに来た男性が、
故障のために別の場所に設置された簡易仮金庫に
現金の入った袋を入れたところ、
不用心な代物だったので、警備センターを通じて銀行側に連絡した。
まもなくこれは何者かが売上金を奪おうと
設置したニセ金庫だとわかった。未解決。
――――――――
【おかしな仮金庫】
1973年(昭和48年)2月25日夜、大阪・梅田の
「××銀行北支店」の閉まったシャッター左側にある夜間金庫に、
衣料品店の若い店長(当時24歳)が売上30数万円を預けに来た。
ところが、いつもの夜間金庫には次のような断り書きがあった。
鍵の接損事故に困り投入口開閉不能となりましたので、
誠に御足労ですが、当銀行専用通用口の
仮金庫迄御廻り下さい。
××銀行
店長は看板に書かれた略図に従って専用口の方にまわると、
そこには「夜間金庫」と書かれた仮設金庫があった。
金属製のりっぱなもので、
店長はそれ自体には何の不審さも持たなかった。
ところが、売上金の入った袋を投入口に入れてみたところ、
落下音がせず、入り口でつっかえているように感じた。
手をつっこんで押しこもうとしたが、
金庫の中がいっぱいなのか、
ミシミシと音がして表面がふくらんできた。
横からは金庫の中が見え、
現金袋を取り出すことも可能だった。
慌てた店長は、近くにいた警備員に見張りを頼み、
すぐ警備センターに連絡した。
この時はまだ、夜間金庫を怪しんだのではなく、
銀行側の設計ミスだと思っていた。
警備員や、銀行の幹部職員が駆けつけてきたものの、
幹部らは夜間金庫が故障したことも、
仮金庫を設置したことも知らなかった。
まもなく、この仮金庫が何者かによって設置され、
売上金を奪おうとしたものとわかった。
この時すでに68店の商店主から
計2500万円以上の売上金が投入されていた。
【見事なアイディアと、意外な失敗】
手作りだったニセ金庫だが、
その作りに預けに来た人は誰も疑うことはなかった。
実際、何日かかけて丁寧に作られたものと見られ、
各所にアイディアが散りばめられていた。
ニセ金庫自体はベニヤ板製である。
しかし、そのままでは重厚に見えず、
怪しまれるだけだと考えたのか、
犯人はその上からステンレス板を張り、
アルミサッシで枠をつけて金属感を出した。
下側にスポンジを張り、底にはウレタンフォームを
敷くなど音響効果も配慮。
おまけに裏側には水銀電池をセットし、
暗闇の中でうっすら明るくする工夫もしていた。
そして持ち運びのためか、
2つ折りにできるようにもなっていた。
さらに入金するとレシートが出てくる
仕組みにもなっていた。
これは現金をいれて、レバーを引き下げると
輪ゴムと針金の仕掛けで、
「***** 302-4802」と印字されたプラスチック札が
出てくるようになっていた。
これを怪しまれないようにするためにも、
下のような注意書きをぶら下げて、フォローしていた。
猶仮金庫ですのでレシートは成可く御持ち帰り願います。
××銀行
この素晴らしいアイディアが,失敗に終わるところが,愉快です。
