今日のうた

思いつくままに書いています

時代遅れ & 往生際のわるい ガラパゴス・ジャパン (1)

2018-12-07 09:07:08 | ①核と人間は共存できない
①「仏、原子炉14基を2035年までに閉鎖へ 大統領が表明
  11月27日 AFP BBNEWS」

http://www.afpbb.com/articles/-/3199407?fbclid=IwAR0JUiYlWzo11EBEq4aUKUrYln-ggiypyRME48kUmv275FIsqkUOkSFyUu8

パリは資金難を理由に万博の候補地から降りたし、
 原発大国のフランスでさえ、
 脱原発を押し進めている。

 それだけでなく環境汚染対策の取り組みの一環で、
 国内に4か所残っている石炭火力発電所も
 2022年までに閉鎖するという。
 さらに2030年までに、風力発電量を3倍、
 太陽光発電量を5倍に増やすことを目指している。


 ああ、世界の国々のトップがえらく見える日よ、
 花を買ったくらいでは、気持ちが収まりません!

①-2「フランス、原発削減先送り マクロン氏、依存度50%【35年に】 
   11月29日 朝日新聞デジタル」

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13789572.html?_requesturl=articles%2FDA3S13789572.html&rm=150

フランスは燃料税の引き上げに反対する抗議デモが連日続いている。
 「雇用がなくなる」という原発削減への反発もある。
 ドイツも台湾も国のトップが替わると、状況が変わることもあり得る。
 だがどの国も、試行錯誤を続けながらも確実に前進している。
 原発にしがみついて、原発政策の破綻を認めようとしない日本は
 世界から見たらガラパゴスにしか見えるだろう。
 特に高速炉開発に対する安倍政権の政策は、愚かとしか言いようがない。
               ↓
②「日本協力の次世代炉、仏が凍結へ 
  原子力政策に打撃
 11月28日 日本経済新聞」

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38286780Y8A121C1000000/

記事の一部を引用させて頂きます。

日本がフランスと進めている次世代原子炉開発について、
 仏政府が2020年以降、計画を凍結する方針を
 日本側に伝えたことがわかった。
 仏政府は19年で研究を中断、20年以降は
 予算を付けない意向という。
 日本はすでに約200億円を投じている。
 開発計画の大幅な見直しは必至で、
 日本の原子力政策にとっても大きな打撃となる。


高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の廃炉が決まり、
日本は【アストリッド計画】に託していた。

 この次世代炉は高速炉実証炉【ASTRID(アストリッド)】で、
 仏国内に建設する計画だった。
 高速炉は現在主流の軽水炉とは違う特殊な原子炉で、
 原子力発電所から出る使用済み核燃料を減らすことに使える。

 日本は使用済み核燃料を再利用する核燃料サイクル政策を
 原子力政策の柱と位置づけており、
 高速炉の実用化を重要課題に掲げている。
 日本は16年に高速増殖炉原型炉【もんじゅ】の廃炉を決め、
 次世代高速炉を仏と進める方針だった。
 仏の開発凍結は自前の高速炉計画を持たない日本にとって
 大きな打撃となる。
 今後、経済産業省や文部科学省が高速炉開発の方針を議論する。

 仏政府はアストリッドに19年までに10億ユーロ(約1200億円)を投じ、
 2020年代半ばまでに建設可否を判断する姿勢を示していた。
 だが建設コストが高騰し、18年6月に計画の縮小方針を
 日本側に伝えていた。


 フランスのマクロン大統領は27日、フランスの原発依存度を
 現在の7割以上から5割程度にまで引き下げる方針を明らかにした。
 使用済み核燃料を再利用する高速炉の実用化は
 緊急性がないと判断したとみられる
」(引用ここまで)

②-2「(社説高速炉開発 まだ破綻を認めぬのか
    12月5日 朝日新聞デジタル」

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13798186.html

記事の一部を引用させて頂きます。

高速増殖原型炉【もんじゅ】の失敗を省みず、
 高速炉の実現をめざして巨費を投じ続ける。
 そんな工程表の骨子を、経済産業省が明らかにした。

 もんじゅ廃炉で破綻(はたん)した
 核燃料サイクル政策の延命は許されない。
 考え直すべきだ。


 高速炉は、プルトニウムを効率的に燃やすことができる。原発の使用済み燃料から
 プルトニウムを取り出し、再び発電に使う核燃料サイクルで中核的な役割を担う。
 国は1950年代から開発を推進してきた。

 ところが、1兆1千億円を投じたもんじゅは、
 20年あまりの間ほとんど運転できないまま
 2年前に廃炉が決まった。


 その際に関係省庁や電力業界、原発メーカーなどでつくった高速炉開発会議の作業部会が
 今後の工程を検討し、初めてまとめたのが今回の骨子である。
 福島の原発事故前は、もんじゅの次の段階の実証炉を2025年ごろまでに、
 商業炉を50年より前に実現する計画だった。

 新たな骨子では、もんじゅの後継炉の運転を
 今世紀半ばごろに始め、
 今世紀後半に高速炉を本格運用するという。
 目標時期をぼかし、先送りした形だ。


 炉の具体的な形式や出力の規模も示さず、採用する技術は5年ほどかけて
 絞り込むことになっている。
 とにかく開発が続いてさえいればいい、という姿勢が透けて見える。

 高速炉開発を断念すれば、核燃料サイクルの破綻が鮮明になる。
 そうなると、青森県で建設中の再処理工場をどうするのか、
 全国の原発でたまっている使用済み燃料をどう取り扱うのか、
 といった難問が噴出する。
 それを避けるには、高速炉の開発を続け、
 核燃料サイクルの破綻を取り繕うしかない。


 だからこそ政府は、もんじゅの廃炉を決めた際も、
 高速炉開発の是非を正面から総括しなかった。
 破綻した政策を延命するため、税金や電気料金の形で
 国民に巨額のツケを回し続けるのは無責任である。


 福島の事故を受けた安全対策の強化などの影響でコストが上昇し、
 一般的な原発ですら競争力を失いつつある。
 より技術的に難しく経済性でも劣る高速炉の実用化に、現実味はない。

 このため先進国の多くは開発から撤退した。
 熱心に取り組んできたフランスでも、いま、
 高速実証炉【アストリッド】の計画が行き詰まっている。
 そんな現実を、なぜ冷静に見つめることができないのか。

 限られた予算は、再生可能エネルギーのように
 将来性のある分野に有効活用するべきだ

 (引用ここまで)

核燃料サイクルの破綻を認めず、
  核のゴミと向き合おうとしない安倍政権は
  あまりにも無責任過ぎる!!!!!
  
  1兆1千億円の税金を使っても
  事故以外に何も得られず、
  廃炉という負債だけが残ったもんじゅ。
  絶対に不可能な【もんじゅの後継炉】の運転を
  今世紀半ば(2050年ですか)に始め、
  今世紀後半(2090年ですか)に
  本格運用する。
  それまで税金を垂れ流しする。
  ふざけるな!!!!!
  何兆円もの無駄金を使う余裕は
  日本にはない!


②-3「もんじゅ後継運転【今世紀半ばにも】 炉型・規模示さず 
   経産省が工程表
 12月5日 朝日新聞デジタル」

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13796592.html








③「【拡散希望】私たちも応援しています!
 『安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名』
  ポスター&リーフレット
  #安倍9条改憲NO
   #3000万署名
     ↓
http://kaikenno.com/?p=877&fbclid=IwAR1vzHG1nZAzY7Ucj54n3AG561kOZASvFPNjfmHVMqJpjHZ_oadhXgQ_BDg






























(画像はお借りしました)
 
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