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今日のうた

思いつくままに書いています

院内感染 ②

2020-04-22 09:27:29 | ⑤エッセーと物語
長くなったので分けます。

追記1
4月16日の「荻上チキ・セッション22」に、韓国に永くお住いの伊東順子さんが出ていた。
韓国では国民向けのマスクや医療従事者への防御服などは足りているという。
(ちなみに韓国の感染者数は現在、1日全国で30人にも満たないという。)
なぜ韓国が、新型コロナウィルスをここまで抑え込むことが出来たのか、
そのヒントがあった。

徹底したPCR検査、そしてスマホと日本のマイナンバーカードに当たるもの、
それとクレジットカードの活用がキーのようだ。
マスクは国が買い取り、マイナンバーカード(仮にこう呼ぶ)で必要な人への供給を
国がコントロールする。医療従事者への防御服等しかり。
感染者情報は、国民それぞれのスマホに送られてくる。
たとえば感染者があるコンビニで買い物をした場合に、同じコンビニで買い物をした
人のスマホには「あなたは今、濃厚接触者になった疑いがあります。
PCR検査を受けるなど、感染には十分に気をつけてください」、と。
そのコンビニは3日間営業停止になり、消毒されるという。

こうしたことが可能なのは、国との信頼関係があるからだ。
情報が国につつぬけになっても、国に守られている安心感がある、と
伊東さんはいう。(引用ここまで)

日本でこうしたことが可能であるとは思えない。
昨今の文書の隠蔽・改ざん、廃棄などなど、などなど、などなど、などなどを見れば、
火を見るより明らかだ。
私はいまだにスマホを持ちたくないし、マイナンバーカードも持ってはいない。
(2020年4月17日 記)

追記2
生協に入っていると、毎月「生活と自治」という小冊子が届く。
その中の辺見庸さんの『新・反時代のパンセ』を楽しみにしている。
5月号の次の言葉が心に響いたので、引用させて頂きます。

「新型コロナ禍がいま、政治、経済、社会、文化的に世界をどれほど激しく
 変容させているか、コロナの災厄が終息すればものごとはおおむね
 ”正常化”するのか・・・については大いに関心がある。
 結論から言えば、わたしはきわめて、きわめて悲観的だ。
 国家権力というものは「危機」を養分にして
 肥えつづけるものだからだ。

(2020年4月21日 記)


コメント
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