荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

ドラマの巻、拾六たび。

2017年03月29日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを




そろそろ春の到来

そんな季節に伴い、各ドラマが終了を迎えております。

今回は、そのレビューを。



突然ですが、明日結婚します

フジテレビジョンの悪いクセが炸裂してんな~、と眺めておりました。

しかしながら、その考えは間違っている事が分かりました。

現在の月9チームは、視聴率の事もスポンサーの事も、そして視聴者の事も見ていません。

では、ドコ向いて仕事してんのかと申しますと、社長。

社長の亀山はバリバリのドラマ畑。

月9だってバンバン手掛けました。

つまり、現在の月9チームは出世コースに居る、と言っても過言ではありません。

なので、

『社長っ僕たちは社長の志を汲んで、未だに下らないトレンディドラマ作ってます

という態度を貫けば、社長からの“ヒキ”があるかも・・・、ってなもんです。

ドラマの内容に語るべきトコはありません。

中村アンは好きだったのですが、くっさいトレンディ女優ごっこを観て嫌いになりました。

最終回視聴率 6.0%。



カルテット

今シーズン、もっとも良かった作品。

“オッカムの剃刀”ではありませんが、僕は登場人物が少ない作品が好きです。

だからといって、舞台のふたり芝居みたいなのは嫌いですが。

例えば、映画で言えば【笑いの大学】とか。

大好きな【BORDER】も刑事ドラマなのに、主要刑事が3人しか出て来ませんでしたから。

大々好きな【必殺シリーズ】でも【必殺必中仕事屋稼業】など、殺しの実行者が2人でした。

さて、【カルテット】ですね。

恋愛モノなのか、サスペンスモノなのか判別不明なジャンルでしたが、そこが良かった。

バランス良く、ワンクールを乗り切った感じがします。

静謐なドラマ感も好感が持てましたが、松たか子の小声演技にはみぞみぞしました。

まぁ、松たか子が嫌いなだけなんすが。

【“苦労知らず”松たか子“苦労人”満島ひかり】

という構図も面白かった。

視聴率はいまひとつだった様ですが、記憶に残るドラマとなるでしょう。

最終回視聴率 9.8%。



東京タラレバ娘

『月9も酷ぇなぁ』と思っていましたが、こちらも酷い。

いや上記の如く、月9は確信犯的なので、まだカワイイかも。

本気で作ってる、コッチの方がヤバいと思います。

優良物件をことごとく捨て去り、己の中途半端な意思に結局のところ従っちゃう吉高のいい加減さに、さすがに温和なオジサンもイライラしました。

最後は振り出しに戻ってましたが、ありゃ何だ?

視聴者ナメてんのか?

ま~た、タラレバやるに決まってんじゃん。

それにしても外苑前・絵画館の通り、ロケに使われ過ぎ。

【不機嫌な果実】のデジャヴかと思った。

最終回視聴率 11.1%。



嫌われる勇気

腐る程刑事ドラマって作られているのに、な~んでこんなモンが出来ちゃうのでしょうか。

今迄、刑事ドラマを観た事がないヤツが作ってんでしょうかね。

『ドコの局だぁ?』

と思ったらやっぱりフジテレビジョン。

人工透析の様に、一度社員全員入れ替えたらどうだ?

最終回視聴率 5.7%。



キムタクと草彅クンと三浦友和のドラマは、早々にリタイアさせて頂きました。

その結果が、このザマです。



『窓あけて窓いっぱいの春』種田山頭火(ニッポンの俳人・1882~1940)

過去の関連記事。
ドラマの巻。
ドラマの巻、ふたたび。
ドラマの巻、みたび。
ドラマの巻、よたび。
ドラマの巻、いつたび。
ドラマの巻、むたび。
ドラマの巻、ななたび。
ドラマの巻、やたび。
ドラマの巻、ここたび。
ドラマの巻、とたび。
ドラマの巻、拾壱たび。
ドラマの巻、拾弐たび。
ドラマの巻、拾参たび。
ドラマの巻、拾四たび。
ドラマの巻、拾五たび。