トッペイのみんなちがってみんないい

透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

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患者会

2008-03-16 01:21:39 | 透析
 本日は、おいらのクリニックの患者会の総会があります。委任状がほとんどなので、出席者は少ないでしょう。

 ここ1年の活動。日帰りバス旅行。桃狩りでした。恐怖の桃食べ放題。幸い、カリウムとり過ぎで心停止した人はいませんでした。お楽しみ会というカラオケ付きの会食会。昼でも、アルコールが付きます。それに、曜日ごとのグループの食事会。患者会の存在意義って何だろう。明日の我が身が知れぬ患者だから、元気なうちに楽しもうということも仕方ないのかもね。親睦会でもね。
 もちろん、全腎協と難病団体が毎年国会に出している請願署名は集めているけどね。

 本当は、患者同士のピアサポートとか、患者への情報発信もしていかなくてはいけない。市内には、東腎協加盟の患者会が複数あるけれど、横のつながりは全然無い。現実と理想。頭痛いな。

 新年度は、新聞くらいは出せるように頑張ってみよう。


 手塚治虫生誕80年

 ロック冒険記のロック・ホームがシャーロック・ホームズのもじりなんて!
 鉄腕アトムの実写版が、アニメ以前にありましたね。テレビ番組の。鉄人28号も実写でやっていました。

おいらのかなわぬ夢

2008-03-15 00:53:55 | 透析
 おいらの叶わぬ夢は、やもめの透析患者同士で、一つ屋根の下のアパートに住むこと。(マンションでは、夢はさらに遠のく)。もちろん、個室の中は、プライベートな空間。助け合って生きていけたらいいな。

 去年、Aさんがアパートで孤独死した。若い時に糖尿病の合併症で失明し、目の見えない身で一人暮らししていた。
 しばらくして、Bさんが生活のため近県に働きに行っていた時に、脳内出血で倒れた。一命は取り留めたものの、左片麻痺になった。無年金者なので、年老いた母親のもらっている遺族年金でどうにか今は暮らしている。二人とも、おいらより年下だ。
 今年になって、両親と暮らしているCさんが、母親が家で転倒して入院したため、父親のために、食事、洗濯等の家事をこなしている。透析しながら、男手一つで頑張っている、透析仲間は彼の体を心配している。
 そういうおいらも、両親と暮らしている。やがては一人暮らしになるだろう。

 おいらの叶わぬ夢。アパートの名前は、「メゾン・ダイアライザー」だったりして。近所には、知的障害者や色々な障害を持った人たちの共同アパートもあったりしてね。

 
 手塚治虫生誕80年

 アトムの体が、6等身か8等身だったり、3等身になっていたなんて知らなかった。おいらが読んでいたのは、「少年」連載の時、優等生のアトムも、「青騎士の巻」では人間に抵抗している。でも、スタイルの良いアトムと反逆者のアトムは、読者にはすこぶる評判が悪かったそうだ。思うように描けなかった先生は辛かっただろうな。
 ロックも「バンパイア」では珍しく悪役だった。でも、見方を変えればトッペイは狂言回しで、ロックが主人公なのかもしれないね。

ピアカウンセリング

2008-03-13 21:02:15 | 透析
 病気や障害は、他人にはなかなか理解されない。家族だからといっても、分かっていないかもね。感情が絡むと、ややこしい関係になりかねない。

 だから、患者同士で同じ境遇の視点で支え合っていこうという動きが出てくる。peer=仲間 として互いに支え合おうと。ピアカウンセリングだね。本当は、難しいことなんだろう。でも、すぐ実行出来ることがある。それは、仲間の話にじっと耳を傾けること。

 基本は、聞くだけ。自分の意見も差し挟まない。じっと聞くだけ。話も、まとめなくていい。話し手が、自分で話の筋道をつければいい。もちろん、自分でまとめられなくても問題無い。聞いてる僕だって、患者だもの。君の、あなたの思いを聞かせてくれてありがとう。時間がある時は、聞くことくらいはできるからね。

 今日も、みんな無事透析終えて良かったね。

 そうそう、話を聞くことができるのは、透析患者だけではないよね。僕たちにできるささやかな事。


 手塚治虫生誕80年

 「雨降り小僧」を読んでから、不思議な気持ちがするようになった。おいらも、過去に何か大切な事を忘れたままにしているのではないのか?夢の中では、高校のロッカーがよく出てくる。そこに、何か残したまま卒業してしまった夢。
 みなさんも、過去に何か大事なものを忘れて大人になりませんでしたか?
 うすれゆく姿の雨降り小僧は、疑うことなく待っていてくれました。おいらには、もう間に合わなかった事があるような気がする。

透析場の風景

2008-03-12 21:46:12 | 透析
 透析を受ける時のスタイルは、パジャマ。(若い人は、スポーツウェアの場合もある)。見た目は、普通のおじさん、おばさん、おにいさん、おねえさん。でも、それぞれに自分の人生を生きてきた。時々、話を聞いている時に、その人の知らなかった姿が、垣間見えてくる。透析場は、社会の縮図。患者の性格も色々。モンスターペアレントならぬモンスターペイシャントもいる。医師やスタッフには迷惑だろうな!クレーマー、クレーマーだ。ロッカー室で、「おいこら、どけ!邪魔だ」なんて喧嘩している患者もいる。元やくざも居たっけ。
 貴重な人生経験をしている人も少なくないんだろうな。話を聞けたら、生きていく上の参考になるだろうな。
 病院のスタッフも色々。愛想がないけど腕の良い人。癒し系の人。仲間から浮き上がっている人……。
 
 患者のみなさん、あなたの生き方を語ってください!


番外編    手塚治虫生誕80年
 透析の4時間の間は、DVD見たり、本を読んだりしている。今年は、手塚治虫生誕80年の年。おいらの世代は、ずいぶん影響を受けてきた。鉄腕アトムの連載を1か月おきに楽しみにしていた。「手塚治虫 ぼくのマンガ道」(新日本出版社)が刊行された。先生のエッセイ集だ。この本を読みながら、いろいろ考えてみよう。
 おいらの好きな作品は、案外マイナーな「バンパイア」だった。テレビドラマにもなった。今日、テレビで放送している「相棒」の水谷豊が出ていた。手塚先生も自分の役で出ていた。この漫画、続編を含めて完結していないのではないのか? 記念すべき年に、おいらも漫画との関わりを前出の本を基に振り返ってみようと思う。