ぼくはことりクリスチャン メルベイユセーラー出版このアイテムの詳細を見る |
木の上にある巣に住んでいることりが、自分の生活にうんざりして、自分に相応しい生き方を求めて、木をそろりそろりと地上へと降りていった。最初にその様子を見ていたネズミの家を訪れる。しかし、そこは、ことりにとって満足できるものではなかった。次に会ったあひるも、自分が泳げない存在であることを思い知らされただけであった。同じようが姿をしていても、自分とは違うようにしか思えない。すっかり疲れ果てたことりは、これから先どうしようかと考えてしまう。
その時、犬の鳴く声に誘われて犬の所に行く。しかし、猫を追いかける犬、追いかけられる犬を見て、身の危険を感じて、慌ててその場を去ろうとする。その時、自分は空を飛んでいた。そう、ことりが飛べるようになったのだ。
ことりはことり、自分の居場所をやっと見つけることができた。
自分は何者だろう、自分に相応しい場所はどこだろう、自己肯定感にかける子ども達が増えているという。
まずは、自分の目で、自分の耳で、自分の体全部を使って、そして、頭と感情で持って考えてみることが必要だというメッセージなのだろう。
「跳べたらほんこ」という言葉を思い出した。
今まで教えて頂いたものも確かに興味はあったけど、この本は一押しな感じでもう絶対読みたい、読むぞと思いました。