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貧困化は進んでいるのか?厚労省の調査から②

2008-09-29 15:15:09 | 格差社会・貧困化社会
 厚労省「平成18年度社会福祉行政業務報告(福祉行政報告例)結果」から

1 生活保護関係
 ⑴ 被保護者世帯数
   平成18年度の1か月平均の「被保護世帯数」は、107万5820世帯で、前年度に比べて、3万4312世帯(前年度比3.3%)増加して、過去最多となった。
 被保護世帯数を世帯類型別にみると、「高齢者世帯」が47万3838世帯(前年度比4.8%増)と最も多く、以下「障害者・傷病者世帯」39万7357世帯(同1.9%増)、「母子世帯」9万2609世帯(同2.3%増)と続く。

 ⑵ 被保護実人員及び保護率
   平成18年度の1か月平均の「被保護実人員」は、151万3892人で、前年度と比べて3万8054人(前年度比32.6%)増加している。
   保護の種類別に扶助人員をみると、「生活扶助」が135万4242人(前年比2.6%増)と最も多く、次いで「住宅扶助」123万3106人(同3.3%増)、「医療扶助」122万6233人(同1,5%増)と続く。 
   また、保護率(人口千対)は11.8となっている。前年度は、11.6である。ちなみに、平成14年度は9.8であった。

 ⑶保護開始・廃止の主な理由
  平成18年9月中の保護開始の主な理由を構成割合でみると、「傷病による」が43.0%と最も多く、以下「働きによる収入の減少・喪失」18.3%、「貯金等の減少・焼失」16.5%、「急迫保護での医療扶助単給」11.1%、「社会保障給付金・仕送りの減少・消失」4.4%と続く。

  また、平成18年9月中の保護廃止の主な理由を構成割合でみると、「死亡」が25.1%で最も多く、以下「失そう」15.3%、「傷病治癒」15.0%、「働きによる収入の増加」14.7%、「社会保障給付金・仕送りの増加」5.3%、「親族等の引き取り・施設入所」4.6%と続く。

 ※住所がなく生活保護申請が出来ないホームレス、世間体から申請しない人、生活保護以下の年金で暮らしている人等、潜在的困窮者の人数はこの調査には反映していない。


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