トッペイのみんなちがってみんないい

透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

病院行けぬ生徒、格差拡大健康まで/気になるニュース

2009-09-29 21:40:30 | 格差社会・貧困化社会
 子どもの貧困について、少なくない情報が発信されているが、どれだけ社会や国民に伝わっているか、懸念している。小泉政権下での、新自由経済体制は破綻し、当時ないがしろにされたセーフティーネットの構築が、現在の「貧困化」をもたらしている。

 貧困化は子どもの世界にも及び、教育格差も生じている。新たな、階級制度の形成は、貧困の連鎖をもたらしかねない。

 今日29日の朝日新聞の朝刊の記事は、親の経済格差が「健康格差」となって児童生徒に広がっているというものであった。

 治療費がなくて学校の保健室で直そうとする子ども(北海道の県立高校で、体育の授業でひねった足首が腫れあがった生徒は、毎日、保健室で湿布をしてもらいに来る。湿布も買えない母子家庭だ。別の生徒は、一年前から市販の頭痛薬を服用。保健室に薬をもらいに来ることも良くあり、心配して検査を受けるように手紙を出したが母親からは返事無し。校医の治療勧告書でようやく病院に行くが、放っておけば脳梗塞を起こす状態であった)。
 学校の定期検診で再検査が必要になっても、生徒からまず出る言葉は、「検査代はいくら?」。埼玉県の県立高校で。養護教諭は保健室にビスケットや飴を自腹で常備している。前日から食事をとらない子どもがざらで、低体温や低血圧状態。

 7月に開かれた全日本教職員組合の養護教員の会合でも、子どもたちの窮状が愛ついて報告され、これまで埋もれていた親の経済状態と子どもの健康の関係について掘り起こそうと、各地の教員に報告を呼び掛けていると、記事に書かれていた。

 組合の養護教員部のニュースでも「登校中に交通事故にあった生徒が、ケガをしているのに「保険証がないから」と救急搬送を拒否し、担任と養護教諭が事故現場に駆け付け、相手側が負担すると説得して救急車に乗せた」埼玉県の高校の例などが報告されている。

 今回の記事に、他にも同養護部の報告例が載っているが、読んでいて悲しくなった。


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