今日は早朝散歩ではなく遠征w
この前行った安養寺に明け方の時間帯を狙って行ってみました。さあ、何が撮れるかは…
え?タイトルでだいたい分かった?
Canon EOS-1D Mark III + TAMRON SP AF ASPHERICAL Di LD [IF] 17-35mm 1:2.8-4
1/60s, f/4.5, ISO 800
で、いきなり野鳥じゃないんかいっ!
いや、ここに来たら仏像でしょ?…というのは言い訳でw
この時間帯いるのは木の高い方に留まっているエナガばっかりで、全然狙えなかったので。
こんな事あろうかと持ってきていた広角レンズで。朝日って、結構彫りが深く出て楽しいよね。
Canon EOS-1D Mark III + Canon EF 300mm 1:4 L IS USM
1/250s, f/4, ISO 800
ピンクの椿。
ちょうどそこに日が射して、すごくキレイだったので…。写真で見たらそうでもないけどw
Canon EOS-1D Mark III + Canon EF 300mm 1:4 L IS USM
1/320s, f/4.5, ISO 800
お寺の中って、本当に野鳥がいなくってw
来るのは、お供えの米を狙うスズメとかw
いや、鳴き声を聞けば、5種類ぐらいいるんだけど、見えない鳥は撮れないよw
写真は、着地失敗!ずっこけるスズメ。
Canon EOS-1D Mark III + Canon EF 300mm 1:4 L IS USM(トリミング)
1/1000s, f/8, ISO 800
そんな中、聞き慣れない「ヒッヒッ」と鳴き声がして見上げると、首の周りがピンク色の鳥が。
嘘っ!この鳥は…!!
ウソですw
食べるものが無いのかねぇ。サクラの木の芽を食べていました。ウソが大発生すると、サクラが全く花を付けないと言うけど、こう言うことなんですな。
Canon EOS-1D Mark III + TAMRON SP AF ASPHERICAL Di LD [IF] 17-35mm 1:2.8-4
1/250s, f/8, ISO 800
ウソ以降は、また野鳥が見つからず、広角でノーファインダー撮影。
明け方通り雨が降ったみたいだけど、こう言うのに滴がついていたらアクセントなんだけどねぇ。
Canon EOS-1D Mark III + Canon EF 300mm 1:4 L IS USM
1/400s, f/5, ISO 800
このお寺は、いろんな種類の椿が咲いていて(まだほとんどが蕾で、シーズンはこれからだけど)、こういう感じのマーブルな花も咲いている。
この写真は、本当はこの椿を主題に撮ろうと思ったんだけど、ファインダー覗いたら、バックのぼけが良い色で、そっちの方も主題にしてみたつもり。
逆に「何を見せたいんだ?」って写真になったかなぁ?
Canon EOS-1D Mark III + Canon EF 300mm 1:4 L IS USM
1/200s, f/4, ISO 800
どうもお寺の中には野鳥は少ないと思って、お寺の外の果樹園への農道をブラブラしてみると、いるじゃん、いるじゃん。
ヒヨドリ、アオジ、シロハラ、メジロ、シジュウカラ、ジョウビタキ(メスw)など…。
そんな中、青い鳥を発見!うん?こんな山道にカワセミ?…な訳ないか。カワセミよりはグレーがかった青だし…
え?それって?俺が、いつか撮りたいと願っていたアレ?
Canon EOS-1D Mark III + Canon EF 300mm 1:4 L IS USM
1/320s, f/4.5, ISO 800
このチャンス、絶対逃したくはない。
近づくような、離れるような、そんな足取りで。顔とカメラは明後日の方向を見つつ、目だけで目標を追いかける。射程圏内でもカメラを向けるのはこうした影にいる時だけ。
こんな時に、障害物がないところに飛び出してくれれば、そのまま撮影出来てラッキー!!
さあ、飛び出せっ!!
Canon EOS-1D Mark III + Canon EF 300mm 1:4 L IS USM(トリミング)
1/250s, f/4, ISO 800
出たぁ!
俺の当面の目標だったルリビタキのオス!
なんてキレイなんだろう。そしてこの仁王立ち。格好良すぎますw
Canon EOS-1D Mark III + Canon EF 300mm 1:4 L IS USM(トリミング)
1/320s, f/4.5, ISO 800
ルリちゃんは俺を誘うように、俺の歩幅に合わせるように奥へ奥へ。おいおい、俺をどこかに誘っているのか?
このまま着いていったら、どこに行く?野鳥だらけの竜宮城かい?
…などと妄想しながら後を着いていくと、空気読まない軽トラがブロロロロロ…。
俺とルリビタキとのファーストコンタクトはこれにて終了。
Canon EOS-1D Mark III + Canon EF 300mm 1:4 L IS USM(トリミング)
1/2000s, f/10, ISO 800
ルリビタキが誘ってくれた場所は、割と野鳥が集まるところらしく、何より日差しが良くって撮影するのに最適な場所。
強い日差しで、こっちが見えづらいのか、ここの野鳥は結構寄れるんだよなw
これはホオジロのオス。鳴くと結構やかましい鳥なんだけど、今日は大人しくしていました。
Canon EOS-1D Mark III + Canon EF 300mm 1:4 L IS USM
1/1000s, f/7.1, ISO 800
今日も出て来たか、メジロ!!
荒川静香ばりのイナバウアー。
Canon EOS-1D Mark III + Canon EF 300mm 1:4 L IS USM
1/1000s, f/8, ISO 800
ヒヨドリ。
この辺りは、結構寄らせてくれる鳥はいるけれど、レアな鳥って訳でも無く…。ルリビタキの後では、何を撮っても萎えてしまう。
もうそろそろ帰ろうかなと思ったところ…
Canon EOS-1D Mark III + Canon EF 300mm 1:4 L IS USM(トリミング)
1/500s, f/5.6, ISO 640
あらら、再びルリちゃんなう!
あ、そうか。ルリビタキもジョウビタキなんかと同じヒタキの仲間。と言うことは、縄張りの中を移動しているんだ。
Canon EOS-1D Mark III + Canon EF 300mm 1:4 L IS USM
1/800s, f/7.1, ISO 640
と言うことは、逃げてもそう遠くへは行かないって事だな。
ならば、じわじわ追い込んでやろう。
そこで、ノートリミングで、ここまで大きく撮れるほど寄ることが出来ました。
Canon EOS-1D Mark III + Canon EF 300mm 1:4 L IS USM(等倍トリミング)
1/800s, f/7.1, ISO 640
一番寄れた写真から、等倍トリミング。さすがに、等倍だと、画質も今イチだし、偽色も盛大に出て来てしまう。
(上の写真と同データをSILKYPIXで現像)
そこで、最近某オークションで手に入れたRAW現像ソフト「SILKYPIX Developer Studio Pro 5」を使って現像してみる。
このソフトすごい。毛のところは、それなりの風合いを残し、背景のぼけのところは、とことんなめらかに。こんなのは今までは範囲を決めて、人間がちまちま加工するしかなかった。だけど、こんなの自動で出来ちゃう時代になっちゃったんだなぁ。
色もいろんなプリセットの色パターンの中から選べられる。俺は、朝日っぽい赤みを除いて、ルリビタキ本来の色が出てる、この色を選んだ。
色を操作していると、ますますキレイな鳥だなぁと感心してしまう。
Canon EOS-1D Mark III + Canon EF 300mm 1:4 L IS USM(トリミング)
1/640s, f/5.6, ISO 640
ただ、これ以降日差しが強すぎて、写真が白飛びしちゃうような事態に。
カワセミは光を浴びれば浴びるほど、青く(と言うか緑色に)輝く羽根を持っているが、ルリちゃんにはそういう特徴は無いようだ。
Canon EOS-1D Mark III + Canon EF 300mm 1:4 L IS USM(トリミング)
1/640s, f/6.3, ISO 640
白飛びした羽の色を記憶の色になるまで、色味を増すと、今度は背景がうるさくなっちゃうなぁ。チョットきついねこれは。
それでも、今日のルリビタキとの出会いはセンセーショナルだった。
いつかは撮りたい鳥だったけど、じゃあいつ撮るか、「今でしょ?」って突然現れるんだもんなw
ああ、今日もジョウビタキのオスは撮れなかった。
ルリビタキよりレアなジョウビタキなんて…w