1日1日感動したことを書きたい

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人生の黄昏時だから、なおそう思います。

「産災」

2013-01-22 07:14:35 | 韓国語
'산재' 「産災」

韓国語で「労災」のことは、'산재'(産災)といいます。この言葉には、コンビニで働く労働者の35.3%が最低賃金以下で働いており、労災や健康保険などに加入している人は5%にも満たないという、「朝鮮日報」の記事で出会いました。

'서울시가 지난해 열 사람 미만이 일하는 사업장 1789곳을 조사했다. 최저임금인 시간당 4580원을 못 받은 사람이 100명 중 12명꼴이었다. 편의점·커피점·주유소같이 밤샘 일을 하거나 종일 서 있어야 하는 곳이다. 아르바이트 학생이 많은 편의점에선 직원의 35.3%가 최저임금을 밑도는 돈을 받았다. 근로계약서도 안 썼고, 밥 먹고 쉴 시간도 야박했다.산재·고용·건강·국민연금 같은 4대 보험에 든 경우는 5%도 안 됐다.'

「ソウル市が昨年10人未満が働く事業場1789か所をを調査した。最低賃金である時間当たり4580ウォンを受け取っていない人は、100名中12名の割合であった。コンビニ・コーヒー店・給油所のように、徹夜労働や終日立っていなければならない所だ。アルバイト学生が多く働くコンビニでは、職員の35.3%が最低賃金を下回る賃金を受け取っていた。雇用契約書もなく、食事を食べて休息する時間もほとんどなかった。労災・雇用・健康・国民年金の4大保険に入っているのは、5%にも満たなかった。」

「高三病」や「スペック積み」など、韓国の若者たちがおかれている厳しい状況を表す言葉をいくつか紹介してきたけれど、この記事からも、そのことがとてもよくわかります。

ちなみに、日本語で「ぎりぎりの厳しい生活をすること」を「口に糊する、糊口をしのぐ」といいますが、韓国語でも'입에 풀칠하다 '(口に糊する)ということを、この記事の中で知りました。

저임금 근로자를 혹사하는 '스웨트 숍(sweat-shop)' 공장과 겨우 입에 풀칠할 만큼 낮은 보수에 허덕이는 근로자를 그냥 둘 수 없다는 목소리들이 나왔다.

「低賃金労働者を酷使する『搾取工場(sweat-shop)』とかろうじて口に糊するほど低い報酬に苦しむ勤労者をそのままにすることはできないという声が出てきた。」