1日1日感動したことを書きたい

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人生の黄昏時だから、なおそう思います。

「青年白手」

2012-12-21 21:24:22 | 韓国語
'청년백수' 「青年白手」

12月11日のブログで、就職に有利になるように資格を取りに行ったり、学費を稼いだりするために、韓国の大学生の3人に一人が休学をしているという記事を紹介したけれど、大学を卒業しても、就職できず、失業状態にある若者たちを'청년백수' 「青年白手」というそうです。青年失業者と訳せばいいのでしょうか。

この言葉には、「朝鮮日報」の「스물일곱 내 딸, 청춘이 너무 아프다」(27歳 わが娘、青春があまりに痛々しい)という題の読者の声で出会いました。読者の声は次のように始まります。

'청년백수.' 가난했던 보릿고개 시절에도 없던 단어다. 그런데 지금은 우리나라 전역을 떠도는 심각한 전염병이다. 며칠 전 지하철 안에서 서고 앉은 젊은이들 넷의 이야기가 들려왔다. 취업원서를 300번 넘게 썼다는 것, 몇 번 면접 보러 갔지만 왜 떨어졌는지 모른다는 것, 뭐든 시켜만 주면 잘할 수 있다는 것, 취직을 못하니 부모님께도 미안하고 친구들 보기도 싫어진다는 것, 결혼은 아득하고 연애는 꿈도 못 꾸니 사는 재미가 없다는 것 등. 낯선 젊은이들의 말에 가슴이 저려왔다. 마치 내 딸이 하는 말처럼 들려왔기 때문이다.

「'青年失業者’貧しかった穀物の端境期にもなかった単語だ。ところが今は、わが国の全域を駆け回る深刻な伝染病だ。何日か前、地下鉄の中で立ったり座ったりしている4人の若者たちの話が聞こえてきた。就職願書を300回以上書いた、何回か面接に行ったがなぜ落ちたのかわからない、なんでもいいからやらしてさえくれれば、うまくすることができるのに、就職できないので両親にすまなくて友達に会うのも嫌になる、結婚ははるかむこう、恋愛は夢見ることもできないので、生きる楽しみがないなど。見知らぬ若者たちの言葉に胸がしびれた。まるでわが娘の言葉のように聞こえてきたためだ。」

この文章を書いた方の27歳の娘さんも、司書や教師の資格を取ったけれど、いまだ就職ができず、悶々とした日々を送っているそうです。

韓国の若者たちの行き場のない姿が、胸につきささるような文章でした。