1日1日感動したことを書きたい

本、音楽、映画、仕事、出会い。1日1日感動したことを書きたい。
人生の黄昏時だから、なおそう思います。

「地方」

2012-12-04 17:13:24 | 韓国語
'지방 ' 「地方」

今日も通勤電車で、「우리말로 깨닫다」(조현용)という本を読んでいたら、「地域という言葉には差別が感じられない
のだが、地方という語には差別が感じられる」という文章に出会いました。
‘지역이라는 말에는 차별이 느껴지지 않는데,지방이라는 말에는 차별이 느껴집니다. ‘

日本では、「地方主権」とか「地方分権」とか、「地方」という言葉自体に差別的なニュアンスはだいぶなくなってきた
と思います。韓国では、まだ「地方」という言葉に、差別的なニュアンスが強く残っているのですね。
文章は、次のように続きます。

'우리는 지역의 일꾼을 뽑는다고 하지,지방의 일꾼을 뽑는다고 하지 않습니다.지역에서 활동한다는 말에는 그 지역을 중심으로
활동을 하는 사람이라는 느낌이 있지만, 지방에서 일한다고 하면 수도권에서 일을 하지 않는다 는 느낌이 강하게 듭니다.'
「私たちは、地域の働き手をひきぬくと言うが、地方の働き手を引き抜くとは言いません。地域で活動するという言葉には、
その地域を中心に活動する人という感じがありますが、地方で働くと言うと、首都圏では仕事をしないという感じが強くします。」

韓国に出張に行くと、ソウルとミリャンという地方都市を行ったり来たりします。高層ビルが立ち並ぶソウルとゴマの畑が
たくさん残るミリャンと、大きな差があるのを実感します。ミリャンの人たちに伺うと、「ソウルに比べると物価も安いし、
とても住みやすい町だ」とおっしゃいます。朝、出勤前の食堂で、コンナムルクックを食べながら談笑している人たちを見
ていると、たしかに住みやすそうな町だなと思います。

'사실 서울은 눈읗 감으면 코 베어가는 두려운 곳이 아닌가요 '
「事実ソウルは、油断も隙もならない(目を閉じると鼻を切っていく)おそろしい所ではないでしょうか?」

これも、今日読んだ文章に出てくる言葉です。