1日1日感動したことを書きたい

本、音楽、映画、仕事、出会い。1日1日感動したことを書きたい。
人生の黄昏時だから、なおそう思います。

「容疑者Xの献身」

2009-08-16 10:06:25 | 映画
 シネ・リーブル神戸に「扉をたたく人」を見に行ったのだけれど、満員でみれず。
盆休みの上に、シネ・リーブルの日で1,000円だったからなのかなぁ。せっかく見に
行ったのに不完全燃焼。
 なんか映画を見たくて、レンタルしたのがこのDVD。おもしろかったです。復縁を
迫ってきた元夫を、ひょんなことで殺してしまった母と娘。隣に住む天才数学教師
が、母と娘のために完全なアリバイ作りを行おうとするところから、この映画はは
じまります。
 元夫が殺された時間には、母と娘は映画館で映画を見ていた。それを目撃した
娘の友人もいる。この「問題」を、福山雅治演じる天才物理学者ガリレオが、ど
のようにして解くのか? 
 人生に失望し、母と娘を支えることに生きる目的を見出そうとする数学教師を、
堤真一が熱演しています。生きる気力を失ってしまったような力ない眼と猫背で
歩く姿。それと対照的なラストの慟哭。この映画は、堤真一主演の映画であると
いってもいいぐらい。母親を演じる松雪泰子もよかった。その分、福山雅治も柴
崎コウも影が薄かったけど。ただひとつ、冒頭と最後のシーン、あれはなんやっ
たんやろ? 続編でもあるということかな?