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かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

赤い三つ星輝く夜空を仰いで

2022-10-01 11:21:38 | 日記

10月に入る。

しばらくぶりの家飲みチューハイで早く寝入ったせいか、日付が変わった午前1時には目が覚めていて、ほんとにひさびさ、ベランダから夜空を仰ぐ。

    

いちばん明るい木星が西の空に移動を始めると、東の空から狩人オリオンが南進し始める。冬の南の宵の空に雄々しく姿を見せるオリオンは、印象としては冬の星座だが、秋も深まると未明の空の代表格だ。

オリオンに向かって左肩のベテルギウスと左足のリゲルが一等星だが、今朝は、赤いベテルギウスの上方に赤い同じような輝きのお星さまが二つ。

おうし座の一等星アルデバランと火星(マーズ)だ。

明るさは、マーズ-0.6、ベテルギウス0.45、アルデバラン0.87、の順に明るいが、いずれも明るい仙台の空でも目立って輝きを見せている。

火星は軍神、おうしは角を突き付ける闘牛、オリオンは武器を振り上げる狩人、真っ赤に燃え上がるようなかれら情念の星たちにウクライナの勇敢な戦士を重ね合わせる。

「暴虐の嵐を振り払え!」と。

「冬が来る前に勝利の凱旋を!」と。

 

     

 

     

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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9月の森にお別れを

2022-10-01 03:02:35 | 日記

9月の終わりの日に円楽が死んだ。肺がんだったという。

その肺がん健診のため、八木山にバスで行った。ついでに、青葉の森に行こうと思った。

三月ぶりだろうか、9月の終わりに青葉の森を歩く。

耳を澄ますと、まだツクツクがないている。森のところどころ、一匹か二匹によるさみしい発声。

遅れて生まれてきた者の孤独というものを感じるが、遅れてきた者同士、この暖かな秋の日に何とか結ばれて子孫を残せるように。

ツクツクの声が途切れると、森は静かなもんだ。あのオオルリ一家やキビタキやホトトギスたちはどうしたのだろう。

もう子供たちはすっかり大きくなってたので、家族で南の国に旅立ってしまったのだろうか。。

彼らの旅とはどういうものなのだろう。高層の気流に乗って一気に南下するのか、それともあちこち「観光名所」を訪ねながらののんびり旅行か。

子育ての6月以降の観察を怠ってしまったことを、少し悔いる。近郊の小さな森にも、何かしらの物語はあるはずだ。少なくとも二週に一度の「定点観測」は必要なのだろう。

秋から冬へ、今度は旅鳥や冬鳥がこの森にやってくるだろう。

森の出口付近で、なにやらざわめく野鳥の声を聞いた、やぶの中でしかとは確認できなかったが、黄緑色の小型のやつ。メジロさんたちだろうか。留鳥といわれるメジロ達は、さえずり時季を過ぎたら、必要な時以外は声を立てずに森に潜んでいるようだ。

春には元気だったシジュウカラやヤマガラさんたち、そして、うるさいほどいっぱい飛んでいたあのヒヨドリさんたちは、今頃どこで何をしているのだろう。3時間ばかり歩いた9月の終わりの青葉の森に、彼らの気配はなかったが、木の実が赤く熟れるころあいなので、10月になったら、また訪ねよう。

森が開けて、秋の花が咲いているところには、チョウたちが元気に舞っていた。秋のチョウには秋の花。虫たちがいるから花を咲かせるのか、花が咲くからチョウが生まれるのか、花のあるところ虫がいて、虫がいるところ花がある。なにやら、かれらが「ひとかたまりの生命体」のようにも思えてくる。

 

 

 

  ナンブアザミだろうか。

    

       タデ科ミゾソバ

   

    あ、あいつだ。野草園で出会った、アシグロツユムシさん。

    

         ハギの仲間だろうか、もう緑の実をつけている。

 

      

          モンシロチョウ♂♀不明  花はヤナギハナガサか

     

                  ツマグロヒョウモン♀か

     

      ミドリヒョウモン♀かオオウラギンスジヒョウモンの♀か  翅裏を観察すれば判明したのに

          

     

           イチモンジセセリ♂♀不明かオチャバネセセリ♂♀不明

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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