首都圏の緊急事態宣言があのヒトによって解除宣言が発せられた日の夕刻、宮城県と仙台市のクビチョウさんがいきなり「独自の緊急事態宣言」を発した。特措法に基づかないのだという。
特措法に基づく「緊急事態宣言」の言葉の軽さを思い知らされたので、特措法に基づかない「緊急事態宣言」はもっと軽く受け止められるのだろうが、昨日も県内では97人の感染者が出たとのことで全国ワースト1のままだ。いつもは、のんきで中央政府のマリオネットのような県知事も「日本一」の注目度に慌てたようだ。
で、その内容たるや、全県民に対する4月11日までの「不要不急の外出自粛と移動の自粛」だ。またまた、例の意味不明の「不要不急」が出てきたが、図書館、博物館をはじめとする公共施設休園、イベント中止、飲食店の休業は求めず、外出して移動したいところ満載で、ましてや花のシーズン、だれでも心ウキウキ外出移動、花を見たなら「飲食」もしたくなるのが人情、こころ誘われていっときの浮世に足を向けるのは「不要不急ではない」といいたくなるのだが、さすが、来週から予定していた18キップによる県外移動の旅だけは、やめておこうかなという気になった。感染した⇒不要不急の旅をした⇒あいつはバカだ。となじられないように、と臆病風が吹く。
ただ、春の野山を歩きたいので、近郊エリアだけは、足しげく通って花見と自然観察だけは続けよう。桜の下のベンチで今年も日本酒をいただこう。その、4月11日まで、事態が収まっていてくれればいいな。
ああ、どうなる燎原の火勢。
昨日の近郊で出会ったオメメの可愛いなかまたち
① コゲラ(小啄木鳥)さん。ギーッというねじまき鳥みたいな声で鳴く、この小さく愛らしいキツツキは、後頭部に赤い羽根が少しのぞくと♂であることが分かるのだが、芽吹いたばかりのヤマグワの枝や幹で虫を探してい二羽にはいずれも赤い羽根が確認されなかったから、二羽ともメスか。とにかく、よく見かけるがちょこちょこすばしこくも愛らしいキツツキだ。
② カワアイサ(川秋沙) カップルが、広瀬川の川中のコンクリート残塊で休息していた。冬鳥なのだが、毎年この春先だけ観察できるのは、北へ帰る途中の羽休めなのだろうか。また、南風が吹くようになると、北の大地での子育てを夢見て、大きく羽を広げ、旅立つのだろう。
③ ベニマシコ(紅猿子)♀か
大好きなスズメ目アトリ科だとは、短いくちばしとクリクリオメメから分かるのだが、はじめマヒワ(真鶸)の♀かと思って帰って図鑑を見たら、くちばしと体色が少し異なり、体色の淡い紅色からベニマシコの♀なのではないかと疑問をもって、ただいまネット質問コーナーに確認中。ベニマシコも冬鳥として日本列島にやってくるとのことで、彼女たちも旅の途中か。木の枝でじっとしていたのは、こちらを警戒していたのか。でも、まるまる太って可愛い小鳥たちだ。