かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

地上のほし・樹上のほし

2021-03-05 10:22:41 | 日記

晴れて、少し暖かくなったので近郊の森を歩く。飲料水に何気なく自販機で買ってザックに入れていったペットボトルの水はやめて、百均でそろっていたボトルにしてみる。プラゴミ削減に向けてやれることからやってみよう。

だが、そのボトルの水は、朝、家に常備している2Lの自然水ペットボトルから移し替えただけなのであり、笑い話のような行動変容である。水道水はまずくて怖いと思っていたからペットボトル水購入をしていたが、評判の良い「浄水器」にそろそろ転換し、山に行くなら現地調達を考えよう。湧き水があれば最高なのだが、いい流れの沢水だって自己責任で飲み水にもなろうが、煮沸ならまったく問題ないのだろう。

 

     

      ウォーターボトルの水は常温なので、アルストでも5分もしないうちにお湯が沸いた。

      

 カップラーメンの中身だけ持参すれば、荷物のかさばりが抑えら、モンベルのディープクッカー9にもこんなに小さく収まるのだが、カップもプラゴミなのだ。まだ、マルダイ棒ラーメンのような袋めんの方がプラゴミ量は少ないと思われるので、少しずつ行動変容してみよう。韓国メーカー農心の「辛ラーメン」は具が野菜でヴェジタリアン風なのであるが・・・

 

      

粉末スープには、お役御免の廃鶏などが使われているとのことで、純粋なヴェジタリアンたちは、市販のカップ麺は食さないのだろう。さらに、油めんの油は、インドネシアなどでヤシの植林のため自然破壊が問題視されているパーム油が使われているから、自然保護活動家は食さないのだろう。しかし、山で食する油あげ麺っておいしいんだよな。行動変容か・・・。 

 

3月に入った山道を歩いて、うっかりすると通り過ぎてしまうかもしれないが、キクバオウレン(菊葉黄連)の小さな小さな白い花が、赤い茎をのばして咲いている。古くから、根が胃腸薬として使われてきたというオウレンの仲間たち。

このキクバオウレンは、ヒノキの林の、あまり陽の差し込まない地面に咲いていたが、オイラが持っている図鑑では、この種の花がどのように光合成をおこなうのかとか、まだ羽虫が飛んでいない時期に、どうやって受粉するのか教えてくれないので、ネットや多田多恵子先生など親切な研究者のご本などに教えてもらおう。これから、知り合った植物ごとにノートにしていこうかな。

それにしても、まだ花が咲き始めない、早春の地面に姿を現したキクバオウレンさん、あなたこそ「地上の星」第一号だ!👏

        

 

        

 

雲一つなかった青空に目を向けると、咲いていた咲いていた、2週間まえに国際会議場の植え込みに咲いていたマンサク(満作)さんが、晴れた空に灯る星たちのように、この自然林に咲きだしていた。マンサクさんは、早めに咲きだして、早めに生まれた羽虫たちを招待するのだという。そういえば、あっというまに、目の前を「チョウのような羽虫」がかすめていった。寒さに強い羽虫が生まれ来る頃合いなのか。

マンサクさん!あなたはこの春に真っ先に咲きだした「樹上の星」第一号だ! 👏  

 

 

    

 

    

 

 

樹上には、コブシのツボミなのだろうか、モフモフのトンガリ帽子をかぶった子供たちが、「樹上の星」第2号をめざして空を仰いでいた。こんな防寒着では暑すぎるので、もうすぐ厚い服を脱ぎすてて純白の星々が輝きだす日も近いのだろう。

 

    

 

 

 

コメント