かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

ライチョウ・カモシカ・ホシガラス 愛すべき山の仲間に会いたいな 

2021-03-12 22:06:51 | 日記

朝、枕もとでスマホをいじっていたら、盛岡市動物公園のツィッターに園内に放し飼いで飼育されていると思われるカモシカさんたちがこちらを向いていたので、思わず目頭が熱くなった。どうしてなんだろう。

 

「オイラは、あのカモシカさんの何か哲学者風で、誰にも脅威を与えず、そんなに怯えず、われ関せずの孤高の生き方が、好きなんだ。そして、遠くから見るとなんともずんぐりとした図体といい、風体といい、表情といい、何とも可愛らしい。また、山で会いたいな」と、つくづく思った。

おととし、北八の稜線近くでじいっとこちらを見てやがて、オイラを無視したかのように草を食み続けたカモシカさんは、あれ以来オイラのブログのサムネイルに鎮座している。

北海道と中国地方以外の深山に生息しているとのことだが、会おうと思ってもなかなか会おうことができない。50年山を歩いてきて記憶にあるのは数回だ。だから、会えた時の歓びはひとしおである。会いたいな。     

カモシカの生態(YAMA HACK)

 

絶滅危惧種のライチョウさんには、ハイマツの生えたアルプスに行けば、結構お会いできる。晴れた日は、上空の天敵を警戒して出てこないが、ガスに包まれた日は、高い確率で会えている。それでも、いま生息しているのは、北から、火打山周辺、北アルプス、乗鞍岳、御嶽山、南アルプスと限られている。年に一度は、これらの山域に入って面会したいな。とくに、数羽のひな鳥を連れたメスライチョウさんなんか見ていたら、それはもうヒトの母親の比ではない「愛」というものを感じざるを得ません。会いたいな。

 

     

ライチョウの生態(YAMA HAC)

 

三番目は、カラスの仲間のホシガラスさんだ。夏から秋にかけて、ハイマツの実を集めに高山にやってくるから、会える確率は高いが、なかなかすばしこいのでじっくり観察はできないのだが、クリクリ大きなオメメと黒いシャッポと水玉模様(星のようだからネーミング)のドレスという外見は、おとぎ話から飛び出てきたようで、何とも愛らしい。ゲーッゲ-ッと鳴いてくれれば、居場所が分かるので、初秋のころハイマツ帯を歩くときは、耳をすませよう。会いたいな。

 

    

ホシガラス(ヤマケイ)

 

 

 

カモシカ・ライチョウ・ホシガラス、いずれも高山にいて、厳しい冬を、それぞれの知恵で生き抜いてきたスゴモノ。オイラの山歩きは、あと10年とも20年とも知らないが、もうそんなに彼らに逢える機会がないのかもしれないだから、彼らの凄さにに敬意を抱き、彼らの愛くるしさを求めて、今シーズンから彼らの追っかけとなって生きていこう。早く、会いたいな。

 

 

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