加代子のつぶやき

毎日の生活で思うこと

絆 その2

2008-06-08 23:38:23 | Weblog

 きのう、「絆」について書きましたが、特定の人(例えば親子とか、夫婦など)との関わりの中でうまれる信頼関係と、地域など、広範囲な人の中で生まれる信頼関係・・、それが、いろんな事件が起きるたびに、”あるべきものがない”といったような捉え方をされて、それで「絆」が大事だ・・ということなのかなと、思い直しました。

 

 が、これはこれでなかなかむずかしいでしょう。

 どんな時でも、安心してこころを開ける人間関係が、「絆」といわれるものを築いていけるのかな・・と思いますが、家庭や学校で、それをつくるということはそう簡単ではなさそうです。

 

  世の中、お金が一番の風潮で、勝ち組負け組みの線引きがあり、派遣や、非正規雇用で、働いても働いてものあり地獄をつくり、安心して歳を重ねることもはばかられるような社会をつくっておいて、「絆」 が大事です・・と言ったところで、むずかしい、いや、むなしい・・です。

 

  そんな中、きょうは秋葉原の歩行者天国で、死者7名という悲惨な事件が起きました。26歳の若者が逮捕されましたが、やりきれないですね。

  だからこその「絆」 でしょうか?
   

  どんなことがあっても大丈夫だと、受け止めてくれる親、友人、地域。
   どんな時でも救いの手がさしのべられ、生きていていいのだと、福祉の整った社会。   そんな関係、そんな社会がつくれたら、「絆」 は自然発生するかしら??