人は自分を肯定したい・・。自分の価値を肯定したい・・それが最大の欲求なのではないかと思う。
そのためには、誰かに承認されたいのだ・・。それは、子どものころにしっかりと親からもらっておくべき、大事なものなのだが、ときどき、親もまた、それをもらい損ねていたりしているので、なかなかむずかしいのである。
こんなことを書いているわたしもまた、誰かに認めてほしい・・との思いで、日記を綴っている。「そうだね、同感だよ」とか、「へえそんなことを思っているんだ」 なんて誰かが思ってくれないかなあ・・とおもいながら書いている。
そして、たま~に 「読んでいるよ!」なんていわれると、うれしくなる。
秋葉原で殺人を犯した加藤という人も、携帯にたくさん発信をしていた。反応がほとんどないか、相手にされないようなものだったらしいが、孤独がすけて見える。
だれかひとりでもいいから、「大変だね。気持ちわかるよ」と言ってあげる人がいたら、こんな事件を起こさずにすんだかも・・と考えるのはあまりに楽観的だろうか。
だれか一人でいいから、彼の孤独を、屈折したコンプレックスをわかってあげられたら・・と思わずにはいられない。
他人事ではなく、思春期の息子を持つ親として、たとえそれが私から見てどんなに奇想天外なことであっても、「そう、そんなことを思っているんだね」と、しっかりと子どもを肯定してあげたいと思っている。