日曜日、BS1で「ドキュWAVE 激震トランプで国境の町は」というドキュメンタリーを見た。
メキシコのティファナから、国境を越えようとする人たちのことを取材したものだった。まず、メキシコの治安の悪さにも驚いた。犯罪組織が人々の安全を脅かしている。のがれようとする人々、また地震の被害に襲われたハイチからの人たちが、アメリカ入国を希望して、殺到していた。
難民申請も時間がかかってなかなかスムーズにいかないようだった。メキシコで犯罪組織からのがれるために、アメリカに行きたい家族もいた。
トランプはメキシコとの国境にカベをつくると言っていたが、ティファナには、すでにカベがある。そのカベのすぐそこはアメリカのサンディエゴなのに、すぐ目の前に見えているのに、カベはたちふさがっていた。
アメリカの国土の広さがあれば、あと、数十万、数百万人、もっとでも移民をうけいれることは可能なのではないのか・・と思ってしまう。
これからアメリカはもっと排外的になり、移民も難しくなりそうだ。ヨーロッパでもシリア難民を受け入れることに、否定的な議論がある。
住んでいた場所に住めなくて、しかたなく安全な場所を求めているだけなのに、国境という目に見えない境界が、それを阻んでいる。なんとかならないものかと、思う。