加代子のつぶやき

毎日の生活で思うこと

国境とはなんだ

2017-01-23 23:51:12 | Weblog

日曜日、BS1で「ドキュWAVE 激震トランプで国境の町は」というドキュメンタリーを見た。

メキシコのティファナから、国境を越えようとする人たちのことを取材したものだった。まず、メキシコの治安の悪さにも驚いた。犯罪組織が人々の安全を脅かしている。のがれようとする人々、また地震の被害に襲われたハイチからの人たちが、アメリカ入国を希望して、殺到していた。

難民申請も時間がかかってなかなかスムーズにいかないようだった。メキシコで犯罪組織からのがれるために、アメリカに行きたい家族もいた。

トランプはメキシコとの国境にカベをつくると言っていたが、ティファナには、すでにカベがある。そのカベのすぐそこはアメリカのサンディエゴなのに、すぐ目の前に見えているのに、カベはたちふさがっていた。

アメリカの国土の広さがあれば、あと、数十万、数百万人、もっとでも移民をうけいれることは可能なのではないのか・・と思ってしまう。

これからアメリカはもっと排外的になり、移民も難しくなりそうだ。ヨーロッパでもシリア難民を受け入れることに、否定的な議論がある。

住んでいた場所に住めなくて、しかたなく安全な場所を求めているだけなのに、国境という目に見えない境界が、それを阻んでいる。なんとかならないものかと、思う。

 

 


トランプが大統領就任

2017-01-22 17:15:09 | Weblog

トランプの就任演説を読んだ。聞いたと言えないところが歯がゆいが、日本語訳を読んだ。

なんだか、トランプが神になったような演説で、宗教的な感じで、気持ち悪い印象をもった。

自分は実業家で大富豪なのに、グローバル化した世界の中で、格差をまねいた要因や、アメリカがイラク戦争をはじめたことによる、中東のさらなる混乱などまったく頭にないような、アメリカファーストのことばに、幼稚さを感じる。

同じ日に、安倍さんも施政方針演説を行った。それを読んで感じるのは、文章の中に、民進党が民主党時代に政権をとったときの無策をこきおろして、「自分はこんなにやっている」「自分になってからはこんなによくなった」といちいち比較して、自分をもちあげる、自己愛的パーソナリティだ。

これは、トランプもまったく同じだ。

「うそ」を「ほんと」らしくみせる話し方のうまさもこのふたりに共通するものだと思う。

安倍さんの施政方針には、「子どもたちが夢に向かってがんばれる国づくり」とあり、奨学金給付についてもふれてあった。

この国の大学生が、4年間で、借金を700万から1000万円を背負って卒業し、ブラック企業と知っていても働かないと返済できない苦悩を抱えていることを、安倍さんは知っているのだろうか。

先日もフィリピンに1兆円だかあげると言ったそうだが、国内の教育費に税金を使ってほしいものだ。ある意味、安倍さんも、ニッポンファースト、ニッポンの大企業が外国で仕事をしやすいように、国民の税金をポンポンと配ってあるいている。(飛び回っている・・だな)

かつて、アメリカの大統領は、日本の大統領でもあると書いたこともあるが、それだけ密接な関係にあるアメリカだが、トランプは嫌である。

希望は、世界の女性たちが、ウィメンズマーチで、抗議デモをしている。CNNでみるマドンナはかっこいい!!。つながろう!シスターたち!


気になること

2017-01-05 21:35:30 | Weblog

朝、車のラジオで、8時半のニュースが流れた。今年は憲法制定から70年の節目であり、現実と合わなくなっていることから、改正を望む意見があること、また、改正には反対の意見もあること・・・と、誰かの話としてではなく、突然ニュースの中でアナウンサーが話し出したのである。着々と改憲にむけてプロパガンダが進んでいることを感じる。

もうひとつは、ネットを見ていて気になることがある。

それは、有名人の妊娠報道である。

芸能人でも、ほとんど知らないひとや、アナウンサーの妊娠を、こんなふうに報道する必要がどこにあるというのだろうか。まったく個人的なことなのに、YAHOOニュースに堂々と出てくる意図はなんなんだ?

女性に対する、少子化時代の無言のプレッシャーになっているのではないかと危惧している。

さらにもうひとつ。

最近、ネットをみていると、情報の写真が外国人で、それなりの状況や表情をした人たちが登場する。たぶん出所が同じなのだと思うが、なんとなく読ませる内容・情報を盛り込んでいる。

こうやって、情報操作しているんだなあ・・と思う。

 

 

 


2017年、あけましておめでとうございます

2017-01-02 09:43:41 | Weblog

雪もなく、おだやかなに元旦が明け、きょうは2日である。

娘が家を出て独立したので、家族3人で迎えるはじめてのお正月となった。

TVで箱根駅伝を見ている。箱根に行ったことで、「この道がお正月の駅伝の道なんだって!」というところをバスやタクシーで走った。その風景がもう一度見られると思うと、楽しみになってきた。箱根の坂は、走るのは大変なんじゃないか・・。

 

今年はどんな年になるだろうか。

 安倍さんの新年所信表明をよんだら、復古調でびっくりした。

その中で、

女性も男性も、お年寄りも若者も、障害や難病のある方も、一度失敗を経験した人も、誰もが、その能力を発揮できる一億総活躍社会を創り上げ、日本経済の新たな成長軌道を描く。
激変する国際情勢の荒波の中にあって、積極的平和主義の旗をさらに高く掲げ、日本を、世界の真ん中で輝かせる。(抜粋)

とあった。   自分たちが世界の中心になりたいということなのか。

格差社会が進む中、一億総活躍というよりも、一億国民安心社会をつくるとは言えないものなのか。

かつて、安倍さんは、果実がしたたり落ちるのだと言ったが、その果実はどこにあるのだろう。

  ことしも、憲法9条、24条を守るために、できることをやっていきたいと思う。