きょうはハーモニープラザまつり。男女共同参画センターで、10時からワークショップ「母と子のコニュニケーション」をやりました。参加者は7名で、皆さん、顔見知りの人だけでしたが、個人的なことを語り合う機会がこれまであまりなかったので、良かったかなと思いました。
ごごは基調講演が大森山の小松守園長さんでした。男女共同参画になぜ動物園の園長さんが・・・?と、思いますが、ことしのテーマが”ささえあい、・絆・おもいやり”ですから。
やはり、動物の子育てについてでしたが、動物は母親がこどもを育てるケースが大半で、母とのふれあい、母乳を与えること、が、命のつながりをつくっていくことなのだそうです。・・・お話はとても感動するものでした。たぶん、これがハーモニープラザでなく、自宅かなんかでTV感覚でトラの赤ちゃんや、チンパンジーの画面をみていたら、もっと素直にこころに響いたとおもうのでうが、ここは男女共同参画センターだぞ。・・との意識がピッピッっと反応して、どうも、なにかひっかかりながらお話を聞いていました。
母親だけに子育ての責任を負わせるところを、いかに変革していくのかを、発信し、意識啓発をすることを仕事とする場所で、母と子の絆を動物から学ぼう・・と言うメッセージは、話の内容がとてもよく、講師の方がすばらしいセンスの方だけに、だれも批判はしないでしょうが、それだけに、とてもあやういものがあるのではないかと、私は感じてしまいます。何回もいいますが、内容は悪くないのです。
今、なぜ絆やおもいやりを声高に言わなければならないのか、それが家庭から地域からなくなっている現実の、根本は、グローバル化に伴う、賃金格差や雇用形態の変化で、生活不安が蔓延し、だからこそ、子育てに関わる母親は、子どもの格差におびえてやっきになっているのではないか。
思いやり、ささえあい、と言うのなら、誰がだれに対してのことなのか、もっとつっこみたかったのですが、批判ばかりする自分に嫌気がさしていることもあり、気持ちのやり場がない状況です。 よかった!よかった!と終わればいいものを・・・。