沖縄県の知事選挙で玉城デニーさんが当選し、辺野古に基地をつくることに反対していたにもかかわらず、昨日、辺野古に土砂が投入された。
先ほどNHKの7時のニュースを見ていたら、防衛大臣が、基地は日米同盟のためでなく、国民を守るためである・・とかなんとか言っていた。戦争を想定しているのだろうか。そのためには、沖縄県民の意思など踏みにじってもいいのだと言っているように思えた。
秋田市の新屋にもイージス・アショアを建設したい政府は、また言うだろう。「国民を守るためには、秋田市民の意思など関係ないですよ」と。
と、いうことは、沖縄県民も秋田市民も国民ではないというのか・・。
先日、全国大会が沖縄の那覇市で開催されたので、参加のために、初めて沖縄に行ってきた。OFF日、観光バスで美ら海水族館までいく途中にも、基地のフェンスが長くつづいていた。沖縄は返還などされていなかったことに、改めて気がついた。
沖縄には、アメリカがある。アメリカ軍がある。
日本は戦争に負けて、占領されて、植民地化されているというのは、私がずっと感じていたことであるが、沖縄に行って確信することができた。
小泉政権以降、日本のアメリカ従属が鮮明になって、抵抗勢力のはまともな自民党議員はいなくなり、安倍政権では、トランプの言いなりなのだから、もはや独立国ではなく、民主主義国ともいえない。市民の意見など、反対意見など、聞く耳をもたない国家となってしまった。
フランスのように暴動がおきるわけでもなく、従属意識がしみ込んでしまっている。
基地はいらない、軍隊はいらない。殺人部隊はいらない。ミサイルもいらない。と私は思う。
辺野古の土砂埋め立ては、人事ではなく、秋田のことでもある。あきらめないで、反対の意思表示を続けたいと思う。
それにしても、国家とは暴力的なものだなあ・・・それを独裁国家という・・