農業

TPPという自由化の大波にのみ込まれ，将来が心配される日本の農業ですが，農民作家の山下惣一氏はこう言います。

「政府のいうことを聞いて規模を拡大してきたコメ農家や酪農家のほうが大変です。いくら，規模を広げてコストを下げても、米国の巨大企業や豪州の大農家には勝てない。

・・・・・TPPはグローバリゼーションのひとつのゴールですが，食料まで自由貿易にさらすのは危うい。インドは世界最大のコメ輸出国になったが、飢餓人口は高水準だ。農産物の貿易は，余った国から足りない国へ行くのではなく，価格の安い国から高い国へ行くからです。

・・・・・・・自然を相手にする農業は成長してはいけない。去年のように今年があり，今年のように来年があるのが一番にいい。私たちはこれを安定といい，経済学者は停滞という。・・・・・」

「なるほど」と思いました。自国の食を大切にしない国は，衰退すると思っています。

懐かしの場所

今日、懐かしい場所に行ってきました。

そこは、数十年前に予備校に通う為に下宿していた場所です。ちょっとした会合があり，会場を探していたら偶然にもその懐かしい場所が目と鼻の先だったのです。

懐かしい場所に立つと，当時とは随分様変わりしていて、位置関係も直ぐには判断できませんでした。休日の早い時間だったので、人通りもなく、寂閑としていました。

当たりを見回しているうちに、切ない思いが胸に込み上げ、思わず電話を取り出していました。一瞬躊躇しましたが、思い切って電話しました。当時、同じ下宿屋から予備校に通っていた友人に。

友人は突然の電話でびっくりしていましたが、気持ちは察してくれたようです。

一杯だしの珈琲

休日の朝，ちょっと早めに起きて，洗濯などやるべき事を済まして，コーヒーを煎れてゆっくり新聞を読む。私の至福の時間です。

今日は，この至福の時間を更に充実したものにするために，いつもより美味しいコーヒーを煎れようと思い立ちました。

豆から挽いて,一杯だしの珈琲にしてみようと思ったのです。

これが失敗。

量が多すぎてコーヒーカップから溢れ出すし，熱いし，極めつけは渋みが強くマズイ。

ネットで珈琲の入れ方を調べてみると，「美味しい一杯だしの珈琲は素人には難しい」とありました。先に読んでいればと後悔しました。

空豆

先日，TVで空豆を食する場面があり，それがとても美味しそうでした。

そこで，早速，空豆の茹でたものを夕食に付けてもらいました。これが，日本酒と合って美味でした。

空豆は，サヤが天に向かって伸びるように生えるので”空豆”と言うそうです。また，古代文明を支えた世界最古の農作物の一つで、今でもエジプトと中国の人に愛され続けているということです。

世界では約４００万トン（豆を乾燥した状態で）。その６０％が中国産。日本では年間わずか１，０００トン程度。毎年生産量が落ちて消え行くある作物の一つとあり，寂しい限りです。

同級生

ネットで調べ物をしている時に，ひょんな事から高校の同級生が本を出版しているのを知りました。

写真も掲載されていました。

高校時代は，線が細い感じだったのですが，現在の写真からは，これまでしっかりと人生を歩いてきた事を想像させる逞しさを感じました。

是非，読んでみたいと思います。