算太郎日記

日々の日記を綴ります

「流星の絆」

2021年01月16日 | 日記
「流星の絆」という東野圭吾氏の作品を読みました。

幼い3人の兄弟妹の両親が殺害され、兄弟妹は大人になり、詐欺師として生きていくことになります。
時が流れ、事件が時効を迎えようとしている時、兄弟妹は両親を殺害したと思われる人物と出会います。
そこから、3人の犯人を捕まえる息詰まるような追求がが始まります。

若干の追求していく時の根拠の甘さを感じるものの、その展開は、ハラハラドキドキです。
読者を一気に結末まで運んでくれます。

そして、あっと驚くような結末が待っています。

コロナ禍でなかなか外に出られないなくて、家で時間を過ごす時に、是非、手に取ってみることをお薦めする一冊です。

「新聞記者」

2021年01月11日 | 日記
以前から観たいと思っていた「新聞記者」という映画をTVの映画専門チャンネルで観ました。

主演の、松坂桃李、シム・ウンギョンが抑えた演技で好演していました。
時の政権を批判するような内容の映画は、日本ではなかなか公開されないのですが、そういう意味でも貴重な作品だと思いました。

それにしても、国民を監視し情報をコントロールしている内閣情報調査局(内調)の存在は不気味ですね。
表には出ない不気味な様子が、この映画でよく分かりました。
前官僚の前川喜平氏や東京新聞の望月記者という実在の人物の発言を上手に使っているなあとも思いました。

終盤のシーンで、内調の上司が「この国の民主主義は形式だけでいいんだ。」というセリは、本当に時の政府はそう思っているのではと思える現実があるので、説得力がありました。

今年観た二本目の映画ですが、なかなか良い映画を観たなと思っています。

雪が降りました

2021年01月09日 | 日記
昨日から天気予報通り雪が降りました。

普段は車で通勤しているのですが、路面が凍結している箇所があり、車の運転は危険だと感じたので歩いて通勤することにしました。

結構坂道があるので、歩くのは大変かなあと思ったのですが、非日常の積雪にアドレナリンの分泌が高まっていくように感じ、勢いで坂道を登り切り、30分間を結構なスピードで歩き切りました。坂道を上っている途中に、ヨロヨロと自転車が降りてきたときには、さすがにヒヤリとしましたが。

着いたときには体も温まり、ちょっとした達成感もあり、歩いて良かったです。

それにしても、コロナは感染拡大が収まらず、雪は降るはで、この3連休は家にいるしかないですね。

「夢見る帝国図書館」

2021年01月04日 | 日記
明けましておめでとうございます。

まだまだコロナ感染が収まらず、緊急事態宣言の発出も検討されている新年ですが、何とか良い年になりますように。

新年に、とても面白い本を読みました。
中島京子氏の「夢見る帝国図書館」という本です。

中島京子氏の作品は、読んだことがなく、この作品が初めてです。

直木賞を取った「小さいおうち」という作品は、小説は読みませんでしたが映画は観ました。詳しくは覚えていませんが、「いい映画だったなあ。」と思ったのは覚えています。

この小説では、戦中戦後を通して一人の女性がどう生きたかを関わった人間たちが探っていきます。と同時に帝国図書館の歴史が語られます。図書館の歴史、初めて知ることが多く新鮮でした。

何も考えずに、一日図書館で本を読んで過ごせたら幸せだろうなと、時々思う私にとって、語られる図書館の歴史や図書館を利用する人々は、皆魅力的でした。