例祭は祭神鎌倉権五郎景政の命日に坂ノ下の御霊神社で行われる。
境内で鎌倉神楽とも呼ばれる湯立神楽(ゆだてかぐら)を奉納した後、
奈良時代から伝わるという伎楽面(ぎがくめん)や田楽面(でんがくめん)
を付けた面掛行列(めんかけ)がおこなわれた。
行列は金棒をついた陣笠姿の露払い、注連榊、天狗面、太刀持ち、
弓矢などに続いて、爺・鬼・異形・鼻長・烏天狗・翁・火吹男・福禄寿・
阿亀(おかめ)・女 の面掛十人衆が順に町内を練り歩き、豊作・豊漁
を祈願する行事で神奈川県の無形民俗文化財である。
妊婦姿で特別に着飾った「阿亀」は若い女性に人気があり、お腹を触らせ
安産を授けている様子はとても微笑ましい姿でした。
鶴岡八幡宮の左義長神事(さぎちょうしんじ)を拝観するため、
朝5:10に自宅を出発。昨日の大雪で歩道は凍ってツルツル。
何とか、7時執行の1時間前に到着。神事の準備作業も見学。
古来わが国では、お正月に家々を訪れた歳神(としがみ)様が、
1月15日の未明にはお帰りになると信じられて来ました。
左義長神事はその神々を送る火祭りです。日本全国で行われ、
地方によって「どんどん焼き」とか「さいと焼き」と呼ばれる。
神社に納められた門松、しめなわ、古神札などを積み重ねて祭典を
執り行い、浄火で焚きあげる。その火で餅や団子等を焼いて食べると
病気にかかる事もなく達者で過ごすことが出来、左義長のに火に身体
を当てると若返るとも云われているようです。