源頼朝が日ごろの激務から離れ、心をほぐすために三崎に設けた三つの
別業(別荘)跡を訪ねました。「桃の御所」「桜の御所」及び「椿の御所」を
三浦三崎源頼朝の三御所と云います。
見桃寺(けんとうじ)は「桃の御所」跡地に、寛永5(1628)年、江戸幕府
船手奉行の向井兵庫頭政綱が静岡県清見寺の白室玄虎大和尚を招き
開山した。本尊は釈迦如来像。本堂には平安時代の薬師如来像や
日光・月光両菩薩などが祀られている。
北原白秋が大正初期に当寺に逗留し、ここで一世を風靡した
「城ヶ島の雨」を作詞したという。
この後、「桜の御所」跡地の本瑞寺(ほんずいじ)、「椿の御所」跡で
妙悟尼(亀の前)が開基の大椿寺(だいちんじ)等を拝観した。
昼食時間はたっぷりあり、名物のまぐろ料理を賞味し、土産も購入。
左 : 本瑞寺 右 : 大椿寺