浄土宗の宗祖・法然と、その弟子で浄土真宗の宗祖となった親鸞を紹介
する特別展「法然と親鸞 ゆかりの名宝」が東京国立博物館で開催
されている。
今回のお目当ては、鎌倉時代の来迎図を代表する「阿弥陀二十五
菩薩来迎図」。全身を金色に輝かせた阿弥陀聖衆が、経巻を前に合掌
する往生者を迎える様子を描いている。急な山斜面にそって来迎する
構図が、スピード感を与えることから「早来迎(はやらいごう)」の
名でしられている。多くの化物と化宮殿が描かれていることから
最上級の上品上生(じょうぼんじょうしょう)の来迎を表している。
以前、ある講座で講師からこの来迎図を教えていただいたが、実物を
拝観することができ感動した。
浄光明寺蔵の阿弥陀三尊坐像は仏像展示の中では場所や照明など
最高にセットされ今日は私が主役といったお顔で満足そうでした。
平成館を出て、本館の北側では秋の庭園が開放されていて池を中心に
五重塔、茶室などがあり静かな空間を散策した。