根津美術館において、尾形光琳300年忌記念特別展と題し「燕子花図屏風」と「紅白梅図屏風」の二大国宝が同時展示されている。
今回は混んでいました。何と30分待ち。
燕子花図屏風
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/40/1292ccbc8c6b1f53c67ecb801c60ed36.jpg)
金色の光を背景に、群生するカキツバタ、濃淡のある緑青の絵具と、金地との境界がシャープで、くっきり浮かび上がる。平城天皇の孫の在原業平が主人公とされる「伊勢物語」中の、カキツバタを詠み込んだ和歌にちなむ造形らしい。が、故事を知らなくとも明快にして爽快。なにより、このリズム感がよろしい。
紅白梅図屏風
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/54/c122f784de60ad553c12640786e6f974.jpg)
やっと出会えました。光琳の最晩年の作品らしい。
絵自体が対立した要素で描かれている。
花の赤に対して白
動かない梅の木、静に対し川の流れの動
金地に対し川の流れの黒
と、対立が観る人の心に安心感を与える。
また、川の水紋が抽象化されていて、何とも不思議な感じでいつまでも心に残る。
特別展鑑賞のあと、緑豊かな庭園を散策
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/91/4560b169f9fe19409364b08fe603f26c.jpg)
石畳の小径を進み樹々の中へ入ってゆくと、「八ツ橋の池」と名付けられた池や茶席、石仏・灯篭などの石造物が置かれている。
そして、「燕子花図屏風」を彷彿とさせるこちらのカキツバタもリズム感がありよろしい。
今回は混んでいました。何と30分待ち。
燕子花図屏風
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/40/1292ccbc8c6b1f53c67ecb801c60ed36.jpg)
金色の光を背景に、群生するカキツバタ、濃淡のある緑青の絵具と、金地との境界がシャープで、くっきり浮かび上がる。平城天皇の孫の在原業平が主人公とされる「伊勢物語」中の、カキツバタを詠み込んだ和歌にちなむ造形らしい。が、故事を知らなくとも明快にして爽快。なにより、このリズム感がよろしい。
紅白梅図屏風
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/54/c122f784de60ad553c12640786e6f974.jpg)
やっと出会えました。光琳の最晩年の作品らしい。
絵自体が対立した要素で描かれている。
花の赤に対して白
動かない梅の木、静に対し川の流れの動
金地に対し川の流れの黒
と、対立が観る人の心に安心感を与える。
また、川の水紋が抽象化されていて、何とも不思議な感じでいつまでも心に残る。
特別展鑑賞のあと、緑豊かな庭園を散策
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/91/4560b169f9fe19409364b08fe603f26c.jpg)
石畳の小径を進み樹々の中へ入ってゆくと、「八ツ橋の池」と名付けられた池や茶席、石仏・灯篭などの石造物が置かれている。
そして、「燕子花図屏風」を彷彿とさせるこちらのカキツバタもリズム感がありよろしい。