トリノ・エジプト展が東京都美術館で開催されている。
冬季五輪の開催地として知られるイタリア北西部の都市トリノ。
トリノ・エジプト博物館のエジプトコレクションのうち、2mを超える
大型彫像やミイラ、パピルス文書、彩色木棺をはじめとする貴重な
コレクションが約120点一堂に並ぶ。
第2章の彫像ギャラリーの雰囲気が良い。鏡を使った部屋にスフィン
クスやエジプト神々が居並ぶ。黒を基調とした暗い室内に鎮座する
石像たちは、控えめな照明を浴びて神秘的なたたずまいをみせる。
アメン神のほうがツタンカーメンより大きく描かれている「アメン神と
ツタンカーメン王の像」、アメン大神殿の財宝を監督していた役人
イビの人型の蓋「イビの石製人型棺の蓋」が特に印象に残った。
学校の夏休みで館内は混んでいるかと思っていたが空いていてゆっくり
観賞できた。